林真理子の名作読本 の商品レビュー

林真理子(著者)

2011/06/21

文は人なり、、、というけれど。もしそうなら小手先の意識だけで、こんなにも変わってしまうほど人となりって軽いもんでしたっけ？
読んでいますぐ実践できる、文章の書き方がそこには書いてある。と同時に、そんな小手先だけでは、到底辿りつけない芸術作品の価値・味わい方についてもきちんと言及されている。
一瞬救われ、でも奢らせない、素晴らしい構成◎

っというのが、
林真理子の切れ味炸裂な、現代版☆名作読本。
（過去には、谷崎潤一郎・三島由紀夫が同じ表題で、‘文章の綴り方’を時代の文学評論と合わせて、のたまっています◎）

リズムを整える・文末を多彩にする・比喩表現を磨くなど,,,,基本的なこと数点に絞って、深くわかりやすく、痛快に、「ナルシスト素人作家」をぶったぎってくれますよん☆

2010/08/31

しばらくフィクションを読んでいなかったが、この本を読んで久々に読もうという気になった。
さっそく、山田詠美の本を注文した。
ことし成人した娘にも、この本をすすめようと思う。

2010/08/27

林真理子信者の母の書棚から借りて読んでみた。
印象は・・・うーん、読みたくなる本もいくつかあったけど（「放浪記」・「されど、われらが日々」・「思い出トランプ」は機会があれば手に取ってみたい）林さんの文章、特に恋愛の話についての書き方がどうも好きになれないんだよなー。
あけすけというか、節操のないというか、（すいません）小説の中でなら受け付けるのかもしれないけど、うーん、て感じ。恋愛物の本が多かったから、特にね。
でも文章読本の方はすごく為になった。私も少なからず文字を書く機会があるから是非参考にしてみたい。

2010/01/24

本の批評はあまり好きではないのだが、林真理子が昔の文学をすすめてくれるということで読んでしまった。しかし残念ながら途中で挫折いたしました。昔の日本文学は苦手です。５冊くらい借りてみたけどまともに読めたのは「愛と死」だけだった。でも林真理子の文章力は本当にすごいと思うので日本文学の導入ガイドとしてはいい本かと。

2010/01/06

林真理子が「20代で読んでおきたい本」を雑誌で連載し、それをまとめた。出てくるのはごくごく「まっとうな」本ばかり。林真理子の文章は時に鼻につくことがあるが、それにしても彼女はすぐれた読み手なのだとあらためて思う。ほんの数ページで一冊の本の深い魅力を伝えてくる。あらためて手に取ってみたくなった本が見つかった…、が、この本を読んだだけでおなかいっぱい、の気分にもなりそう。

2009/10/04

読んだことのある本は、解説をみて納得。
読みたくなった本、読み返したい本のページに付箋をはったら、付箋だらけになってしまったわ。

2009/10/04

人に本を紹介してもらうのは面白い。何冊か読んでみたくなった本がありました。
巻末の「文章読本」がかなり面白いです。

2009/10/04

どんな本を読もうかなぁと思っている人にはいいカタログになると思います。有名な本が多いので、ぜひどれも読んでみたいです。