夜の物理学 の商品レビュー

竹内薫(著者)

2012/05/30

宇宙物理学に関するエッセイ．お固い内容も軽い文体で読みやすい．
異端とされる学説の紹介とか，人間としての有名物理学者ネタとかニヤリとしながら読める内容も．

2010/09/25

ナイトサイエンス、つまり、日の当たらない科学。様々な物理学者達が定説とは言えないような突拍子のない説をいくつか例を上げて書かれている。しかし、そのような説が今現在では、異端説であるが、将来、定説となることもあるという。また、その逆もしかり。物理学の世界というものを垣間見ることができる。

2010/09/12

本のタイトルに気を惹かれて読んでみたら、宇宙について本格的に、しかし読みすく扱った科学エッセイでした。

小学校の頃からクラスメートと子供なりに議論するほど宇宙に関して興味があったので、宇宙の起源や恰好について定説、異端説織り交ぜて紹介してくれる本書は読んでて知的好奇心を大きく刺激されます。

宇宙以外にも量子学、物理学について書かれており、それらがそもそもどんなことを研究している学問なのかを噛み砕いて説明しながら謎に迫っていくので、これを読んだ小中学生が心動かされて将来物理などの世界に入るキッカケになったりするかもしれません。

面白い。

2010/04/29

あるトピックについて、何を説明する必要があり、何は無いのか、そのあたりのバランスを心得ているので文章が読みやすい。「コマ大」前の作品と思うが、その後TVで重用されるようになるのよくわかる。ただし、小説家としての才には疑問符。あと、値段がちょいと高い。エッセイ集だからというわけではないが、ハードカバーである必要は無いだろう。

2009/10/04

物理は嫌いだったけど、
この本は凄く面白そうで惹かれる。
いいなぁ。読んでみたいなぁ。
今、お金がないからお金が入ったら、買っちゃおうかなぁって思ってる本。
欲しい！

2009/10/04

定説とされてるものから異端といわれる説までがエッセイ風にわかりやすく紹介されていて、現代物理学をちょっとかじってみようという人にお薦めの本。専門家には物足りないだろうけど、自分みたいな素人には丁度良い。

2009/10/04

７点

科学者には表の顔と裏の顔があって、裏の顔にあたるのが「夜の科学（ナイトサイエンス）らしい。宇宙がポアンカレ１２面体というおもちゃみたいな格好をしているという仮説と宇宙は人間が作れるという説を受けて、竹内さんは「この宇宙も誰かの宇宙に過ぎないのではないか」ということを言っている。もしかしたら、僕らの住んでいる宇宙はどこかメタレベルの宇宙に住んでいる５歳の男の子の「宇宙生成キット」のなかの宇宙に過ぎないのではないか。なんて恐ろしいことを言うのだろうかと思ったが、「人間」や「自分」を探す旅ではそんな悲劇的なことに目をつぶっているわけにもいかない。今後も宇宙に注目だ。

2009/10/04

物理は，高校までしかやってないので，全然ダメなんですが．面白い！ナイトサイエンス，こんな分野（？）があったなんて！ホントにＳＦの世界．面白かったですね．

2009/10/04

2005/03/07読了。
この一瞬後に全てが消えてなくなってしまう可能性が確実にあるということ、たまにそれを考えて怖くなる。