数学オリンピック選手を育てた母親たち の商品レビュー
教育ママ系の本ではなくて良かった。子供がなにに興味を持つかはわからない。いろいろな機会を与え、興味を持ったらじっと見守る。こうなれ、と育てて育つものではない。嫌がるものを無理にやらせても、成長するものではない。それは、数学オリンピック選手だけに限らない。 好きなことに好きなだけ...
教育ママ系の本ではなくて良かった。子供がなにに興味を持つかはわからない。いろいろな機会を与え、興味を持ったらじっと見守る。こうなれ、と育てて育つものではない。嫌がるものを無理にやらせても、成長するものではない。それは、数学オリンピック選手だけに限らない。 好きなことに好きなだけ取り組める環境と能力、とても幸せなことだと思う。 インタビューは母親が対象だが、各家庭での父親の果たしている役割もそれなりに大きい。紹介されている家庭では、子供に関わるのは時間的には母親が多い印象。 本文はさらさらと読めるのだけれど、巻末に数学オリンピックの問題が紹介されていて、それを解くのに非常に時間がかかった。わかる問題はすぐ解けるのだけれど、解けないものはいくら考えても解けない。
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数学オリンピック選手になった子供達は、小さい頃から、数字が記号に異常なまでに興味を示すという話を聞いて、読んだ本。 我が子も1歳ぐらいから、ナンバープレートやら数字に、異常に興味を持っていたので、別に数学オリンピック選手に育てたいとは思っていないが、何かそういうのが好きな子に共...
数学オリンピック選手になった子供達は、小さい頃から、数字が記号に異常なまでに興味を示すという話を聞いて、読んだ本。 我が子も1歳ぐらいから、ナンバープレートやら数字に、異常に興味を持っていたので、別に数学オリンピック選手に育てたいとは思っていないが、何かそういうのが好きな子に共通するものがあるのかなと、その辺りのことが知りたかった。 共感を覚えたのは、どの母親も「本人の興味のあることをとことんやらせた」「本人が集中して何かをやっている時は邪魔をしないで見守った」「本人の嫌がることは無理強いしない」という点。 数学オリンピック選手に限らず、子育てって、マイナスをプラスにするんじゃなくて、プラスを伸ばして行くものなんだなぁと改めて思えた本でした。 ちなみに、数学好きな子供達は、みんなピアノなどの音楽も必ずやっているという興味深い話も。数学と音楽の共通点はよくわからないけど、その辺りも面白かったです。
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