エリアーデ幻想小説全集(第3巻) の商品レビュー
うーむ、わからん! 「映画と一緒に原作も」シリーズ第6弾はミルチャ・エリアーデの『若さなき若さ』です。『コッポラの胡蝶の夢』の原作ですが映画もわけわからなくて原作を頼りましたがもっとわけわからん! 誰が喋っているの? いつの話? 夢? 現実? だいたいどこに繋がるの? 知の大...
うーむ、わからん! 「映画と一緒に原作も」シリーズ第6弾はミルチャ・エリアーデの『若さなき若さ』です。『コッポラの胡蝶の夢』の原作ですが映画もわけわからなくて原作を頼りましたがもっとわけわからん! 誰が喋っているの? いつの話? 夢? 現実? だいたいどこに繋がるの? 知の大全をまとめるべく学者は気がつくと老い先も短く、ふと「我が人生とはなんだったのか?」と首をかしげたところ、落雷にあい大きく若返るも、目をつけられたのはゲシュタポで……。お話の最後にジェイムズ・ジョイスの『フィネガンズ・ウェイク』出てきて答えあわせ。わけわからんお話ですよってことでいいですか? ホントかね? ジョイスはゲーム感覚的にわけわからんことを書いてケムにまいたような感じもするけれど、ルーマニア人であるミルチャは書きたいことを鮮明に書けなかったんじゃないかな? でもジョイスを引用したってことは書きたいことは書いたってことだと思う。他の小説を読むともっとわけわからないけれど、サインはいたるところに散りばめてあるっぽいこと書いてるもんな。 にしても若返りの寓意ってなんだろう? 老いるってなんだろう? 考えたってわかるわけがないので、胡蝶の夢に任せちゃおう。
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当時エリアーデの本を集めて読んでいたら、同じ版元同じ翻訳者の短編集成が出ると聞いて今までの苦労は何だったのかという複雑な想いで購入。しかし読みたい作品が網羅されているので高価本ながら価値あり。
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