赤に捧げる殺意 の商品レビュー
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麻耶雄嵩「氷山の一角」 メルカトル鮎、美袋三条シリーズの単行本未収録(20140922現在)。 メルの提案で衣装を交換し、美袋が探偵として振る舞うこととなるが…… メインは++++のダイイングメッセージ。 ダイイングメッセージという氷山の一角からだけでは銘探偵も犯人の予想はついても確実とは言えず、美袋を囮に犯人を確保する。作中で言及されてるように、ダイイングメッセージの不確実性が肝。 『メルかく』とかだとメルの言ったように真実が転がされてる感あるけど、やはり神はまーやであって、作中にいるメルではないと。 ところでメルが誘導してるところで「あれ?メルが美袋にやさしいぞ???」と思ったらそんなことはなかった。安定の鬼畜。 そして美袋はスペアの制服着てるけど、メルは美袋が脱いだ服かっさらったの?サマージャケットの替えないよね? あとワトソン役のイメージw缶コーラw「ケプと下品な音を最後に遺して」じわじわするw
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すべて単行本初収録。とびきりの謎、推理の極み。超豪華なラインナップで贈る戦慄のミステリー・アンソロジー。 (「BOOK」データベースより) 火村英生&アリスコンビにメルカトル鮎、狩野俊介など国内の人気名探偵を始め、極上のミステリ作品が集結。いわくつきの洋館で、呪われた密...
すべて単行本初収録。とびきりの謎、推理の極み。超豪華なラインナップで贈る戦慄のミステリー・アンソロジー。 (「BOOK」データベースより) 火村英生&アリスコンビにメルカトル鮎、狩野俊介など国内の人気名探偵を始め、極上のミステリ作品が集結。いわくつきの洋館で、呪われた密室から見つかった死体のからくりに、東京タワーのてっぺんに突き刺さって死んでいた特撮監督の謎。新本に交ざって売られていた一冊の古本が導く、書店店主の意外な死の真相…。気鋭の作家たちが生み出す緻密かつ精密な論理の迷宮。豪華執筆陣による超絶ミステリ・アンソロジー。 (文庫版「BOOK」データベースより) 「砕けた叫び」有栖川有栖 「トロイの密室」折原一 「神影荘奇談」太田忠司 「命の恩人」赤川次郎 「時計じかけの小鳥」西澤保彦 「タワーに死す」霞流一 「Aは安楽椅子のA」鯨統一郎 「氷山の一角」麻耶雄嵩 読み終わってから少し経ってしまったので、ぶっちゃけ、結構忘れちゃってます(苦笑)。 「砕けた叫び」まあなんていうか、毎度のことながら有栖川氏の文章は肌に合うなあと思いました。 まずいないとは思いますが、ムンクを知らなきゃピンと来ないでしょう。 「トロイの密室」舞台はこてこての館ものといった風情でワクワクしていたのですが、もう一つ何か物足りなさを感じました。 まあ短編なので仕方ないのかも。 「神影荘奇談」最後まで全然わかりませんでした。 私ニブイのかな? 「時計じかけの小鳥」なんていうか、いまひとつ決定打にかけるというか、そんな結末でした。 ミステリーランドの「いつか、ふたりは二匹」は好きな作品でした。 「タワーに死す」そりゃ無理っしょ!と突っ込みたくなる感じ。 「Aは安楽椅子のA」まあいいんですけどね、ただキャラ的に主人公は好きになれなかった。 どうして電話くれないの?のオチは、読んでいてすぐにわかりましたけど。 「氷山の一角」麻耶氏の作品は、結構えぐいことがあり、合う合わないがはっきり分かれるのですが、実際あまり読んだことがないので、メルカトル鮎という探偵さんとは初対面でした。 赤とあったので、血とかそんな赤いテーマなのかと思っていたのですが、そうではありませんでした。 アンソロジーならではの面白さをたっぷり楽しめました。
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良質ではあるが、可もなく不可もなく。「青に捧げる悪意」の方が断然面白かった。 ・「砕けた叫び」有栖川有栖 普通。 ・「トロイの密室」折原一 期待したが、やや無理があるか。 ・「神影荘奇談」太田忠司 ミステリーとしては、一番理にかなっていた。 ・「命の恩人」赤川次郎 一番面白かっ...
良質ではあるが、可もなく不可もなく。「青に捧げる悪意」の方が断然面白かった。 ・「砕けた叫び」有栖川有栖 普通。 ・「トロイの密室」折原一 期待したが、やや無理があるか。 ・「神影荘奇談」太田忠司 ミステリーとしては、一番理にかなっていた。 ・「命の恩人」赤川次郎 一番面白かった。こういうアンソロジーになると、作風の違いも明らかで、良さが際立つ。 ・「時計じかけの小鳥」西澤保彦 西澤さんにしてはおとなしめ。犯人は予想通りだが面白かった。 ・「タワーに死す」霞流一 普通。 ・「Aは安楽椅子のA」鯨統一郎 さすが、鯨統一郎さん。ユニークで面白かった。特殊能力ものは好き。 ・「氷山の一角」麻耶雄嵩 初めてのメルカトル探偵もの。謎解きとはいえない。
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赤川さんはさすがに短編を綺麗に纏めるのがうまいですね。旦那さん凄いムカついた。殺。 後はまぁ、それぞれのシリーズのファンの方なら読むべきだとは思います。なんというか…察して下さい。
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「氷山の一角」が読みたかったので読んだ。 いつも以上にメルカトルが生き生きしている話だった。最後がなんだかむなしかった。 他の作品もいくつか読んでみたが、どれも不自然な感じがして私にはあまり合わなかった。とりあえ全部じっくり読んでみようと思う。
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とても良質なアンソロジーだった。 作者の「らしい」作品が収録されていて読み応えがある。 個人的には赤川次郎の作品がとても好き。 だが。うん、どれもとても面白かった。西澤保彦も良かった。 そして麻耶 雄嵩のメルカトル鮎の相変わらずのメルっぷりを久し振りに読めて大変嬉しい。
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有栖川有栖目当てで。どれもさらりと読んでしまった感じ。あえて面白かったのは有栖川有栖と赤川次郎かなあ。
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まだあなたは気づいていないようだから、もうしばらくは出てゆけないふりをしていてあげる 殺意より悪意の方が怖いんだな。 赤川次郎、西澤保彦がよかった。
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赤の方に好きな人はおらんかったんだが、 青からの流れでよんだ。 まあ好きな人おらんとはいえ、堅い作家揃いなので、はずれはないと思う。
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有栖川有栖「砕けた叫び」 折原一「トロイの密室」 太田忠司「神影荘奇談」 赤川次郎「命の恩人」 「時計じかけの小鳥」 霞流一「タワーに死す」 鯨統一郎「Aは安楽椅子のA」 麻耶雄嵩「氷山の一角」
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