図説 コーランの世界 の商品レビュー
未(ま)だ立ち読みレベルなので?、購入としては?…読んでません!。ただ不純な動機ですが、一昨日(2016/07/02)解決のバングラデシュのテロの件で、もしやの一助となればと思い!…読みたいに加えさせて戴きました!‥!。
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オルハン・パムクの本を読んでいて、気になったのがイスラム世界での写本作り。小説では当然画像がない訳で、さらにイスラム世界に生きてはいないので、いろいろと理解できないことがあった。いろいろ探してこれが手頃なガイドになった本。 コーラン(本書内ではクルアーン)はそもそも神の言葉を預言...
オルハン・パムクの本を読んでいて、気になったのがイスラム世界での写本作り。小説では当然画像がない訳で、さらにイスラム世界に生きてはいないので、いろいろと理解できないことがあった。いろいろ探してこれが手頃なガイドになった本。 コーラン(本書内ではクルアーン)はそもそも神の言葉を預言者ムハンマドが語ったものを伝承するために生まれた書物で、神を表現するためにどこまでも続く文様以外は文字のみが描かれているもの。その文字と文様がいかにしてより美しくなっていったのかがよくわかる、画像のとても豊富な本。 コーランについての知識ではなく、写本の歴史の本ではありますが、イスラム教とキリスト教の根本的な違いが簡単に紹介されています。イスラム教は純粋に神を唯一の存在としています。ですから神の子というような特別な存在はあり得ません。確かに神の子という特別な存在も唯一になってしまい、話がおかしくなるのです。コーランにはイエスも登場しますが、ひとりの預言者として扱われ、十字架に架けられてもいないし、復活はしていないとされています。 さらに聖書の一部はほぼそのままコーランの中に取り込まれています。ユダヤ教もです。そして神に対する解釈が違うという…神様なんて何人いてもいい日本とはまったく違います。不思議な緊張が何世紀にもわたって続いているのもある意味当然なのかもしれません。
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クルアーンがいかにイスラム教徒たちに愛され、芸術的にも高められていったかと言うことがよく分かる一冊でした。とにかく美しいです。
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