グレートスモールカンパニー の商品レビュー

瀬戸川礼子(著者)

2012/06/03

非常に人気のある住宅設計販売会社の話。
主に社長とのインタビューを通して書かれている。この会社は営業を持たず、人材育成に相当な力を入れて、それでも注文待ちが2年でかなりの利益を出しているという。その秘密について書かれているというよりは、その背景となる会社のあり方、社長の考え方に焦点が当たっている。考えれば当然の話でその直接的な秘訣を明らかにできるのであれば誰も苦労はしない。組織の背景にある思想や価値観の上で継続的に業務を行うことで今日の成功が得られているのだと思う。
この会社の価値観としては「人」の重視であり、それは社長の強い思いから出ている。書くのは簡単だがこれを継続していくのは難しい。「組織は人なり」と言われるがまさしくそれを体現した結果なのであろう。
エッセイ風の書き方に近いのだが、もっと深堀して企業論の側面を強めるともっと興味が出たかもしれない。

2010/01/19

視察で涙を流すビジネスマン。
施工家屋の近隣から「うちにも建てて欲しい」と依頼が舞い込む。顧客であった施工主が「働かせて下さい」と頭を下げに来る。
２年先まで受注が埋まっている理由とは？
今はすごく注目を浴びているが、根本にあるのは当たり前の気持ち。
”人の喜ぶ事をやっていれば、自分に喜びが返ってくる”、や
”悩むな、考えろ”など、ピピッとくる表現を日頃会社で伝えている。
経営がどん底に落ち込んだ時、”「今日一日だけ生きる勇気を下さい」。
朝はそう祈りながら布団から這い上がった。”という経験談などジンと来るものがある。

2012/12/28

貸出：桑畑（2009.11.25) 返却：(2009.12.14）
近代ホームさんは営業の人が一人もいないのにここまで発展されていることにまず驚きました。社長さんの社員に対する心の教育もすばらしいですし、しっかり仕組みを作っていろいろ取り組まれている所も感心しました。
貸出:丸橋(2009.12.15）返却（2009.12.20）
近代ホーム松本社長の哲学が満載。日々の仕事を進める上で、大切な心構えや考え方を教えてもらいました。
「人の喜ぶことをすれば、自分に喜びが帰ってくる」
…あたりまえのような一文ですが、人間相手の仕事をする中で忘れてはいけない精神です。必読かも。

貸出：新田（2012.6.15)返却（2012.6:25)
近代ホームという会社の社長の生き様にスポットが当てられています「当たり前のことを当たり前にやる」、「誠実に生きる」ということがいかに大切で、また大変なことなのかを再認識できました。参考になるいろいろなことばが、エピソードとともにちりばめられていて自分を見つめ直すのに良かったです。
【2012・12.28】　渕口
勉強になる事や共感できる部分も多かったです。
会社というのは社長で変わり、店舗なら店長でかわると改めて思いました。