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地理が面白い の商品レビュー

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2009/10/04

【千番目の千畑町】  さていよいよ千畑町である。役場前バス停から1キロ近く歩き、更に県道から100メートル以上はあるアプローチ道が続く。ここも新しい巨大な庁舎で、結婚式場型ではないが、研究所か大学といった感がある。表敬訪問でもしようかとも思ったが、あくまでも私的な遊びであること...

【千番目の千畑町】  さていよいよ千畑町である。役場前バス停から1キロ近く歩き、更に県道から100メートル以上はあるアプローチ道が続く。ここも新しい巨大な庁舎で、結婚式場型ではないが、研究所か大学といった感がある。表敬訪問でもしようかとも思ったが、あくまでも私的な遊びであることから特別のことはせず、いつもと同じように写真を撮るだけにした。  千番目に千畑町を選ぶ。こんな所に、なんでも愉しみにしてしまう、著者の気持ちが如実に表れています。副題は「公共交通機関による全国市町村役所・役場めぐりの旅」。    こんな塗りつぶしの旅では、JR全線走破とか日本百名山登頂がよく知られていますが、これはスゴイ。この旅を始めた1992年には市町村が3259あったそうで、しかも公共交通機関で、というのがまたスゴイ。  辺りにそぐわない巨大公共建物、ローカル線や路線バスの衰退を実感しながら歩く。九州の新八代では、新幹線と在来線の相互乗り換えが同一ホームで出来るのに、なぜこの方式を他では行えないのかと考える。  市町村合併の真っ只中、足と目で確かめた日本の今。998番目から1533番目までの市町村役所・役場を訪ねる旅の記録です。(H)

Posted byブクログ