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旅の終わりの音楽(上) の商品レビュー

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映画「タイタニック」…

映画「タイタニック」で船が沈没してる最中に演奏をしていた楽団員が写りましたよね。あの人たちのお話です。

文庫OFF

2010/07/26

ぼくの本じゃない。連れが買ってきた。「タイタニック」で、かつ沈没間際まで演奏をしていたという「バンド」の話を下敷きにした小説。そこまで揃ってしまってはなかなか読む気にならないとしたもの。 しばらく書棚で眠っていたけれど、iPad用にPDF化したのをきっかけに上巻読了。ここまでの...

ぼくの本じゃない。連れが買ってきた。「タイタニック」で、かつ沈没間際まで演奏をしていたという「バンド」の話を下敷きにした小説。そこまで揃ってしまってはなかなか読む気にならないとしたもの。 しばらく書棚で眠っていたけれど、iPad用にPDF化したのをきっかけに上巻読了。ここまでのところとても楽しく読めている。というか、引用部分に掲載した、 「そうです」彼はたどたどしい英語でいった。「ぼくがブライエルンシュテルンダヴィット・ブライエルンシュテルンです」 の部分だけで十分読んだ価値があった感じ。 もうちょっとまじめに書くのなら史実に引きずられず、きちんとモチーフとして消化出来ている感じ。 「なんだ、史実じゃないのか」とがっかりする人もいるかもしれないけれど、十分に楽しめるアナザー・ストーリー。

Posted byブクログ

2009/11/24

 タイタニック号沈没の時、最後まで演奏し続けた楽団員の話。  とはいっても、メンバーは作者の創造されたもので、タイタニックという状況を借りているだけだ。史実と虚実が、見事に一体化していてこの上もなく美しい模様を描いている。  七人の楽団員のうちの5人のタイタニックにいたるまでの話...

 タイタニック号沈没の時、最後まで演奏し続けた楽団員の話。  とはいっても、メンバーは作者の創造されたもので、タイタニックという状況を借りているだけだ。史実と虚実が、見事に一体化していてこの上もなく美しい模様を描いている。  七人の楽団員のうちの5人のタイタニックにいたるまでの話がメインになっているのだが、私は最初のリーダーの話が胸に響いた。  ともあれ、この小説にこれ以外のタイトルはないし、これ以上のタイトルもない。このタイトルが全てを集約しているし、これ以上語ることも必要ではない。  そして、そういうタイトルを得ることのできた小説というのは、それだけで幸福なのだとも思う。

Posted byブクログ

2009/10/04

中途半端な才能なら無い方がマシなのだろうか。 男の人が読んだらどう思うのかな。 それなりに幸せに暮らして行く道を、私なら模索したと思うけど。 そんなことを考えた。

Posted byブクログ

2009/10/04

映画タイタニックでは、主人公2人の悲恋よりも、最後まで演奏を続ける楽士達に感動したわけですが、本書はフィクションなんですね。

Posted byブクログ