旅の終わりの音楽(下) の商品レビュー
タイタニックの進行と…
タイタニックの進行と7人の過去が語られる。タイタニックの結末を知っているだけに其々の輝いた人生が美しく映えてきます。
文庫OFF
上巻を読み終えてからだいぶ時間が経ってからの下巻です。 タイタニック号に乗っていた楽師たちの物語。 有名なタイタニックの映画で楽師たちが最期に演奏した曲、nearer my god to thee(讃美歌です)母がクリスチャンと言う事もあり 私自身とても大切な曲で 関連がある...
上巻を読み終えてからだいぶ時間が経ってからの下巻です。 タイタニック号に乗っていた楽師たちの物語。 有名なタイタニックの映画で楽師たちが最期に演奏した曲、nearer my god to thee(讃美歌です)母がクリスチャンと言う事もあり 私自身とても大切な曲で 関連がある本なのかと思って手に取りました。 実際には余りタイタニック号の話は出て来ないし、自分がイメージしていた内容とは違ったのですが、何故かグッときました。 音楽のために生きた人生。 人生のための音楽。 読み終わった後に、この2つの言葉が私の心の中に残りました。 似た言葉ですが、全く意味の違う言葉。 何故か私の心を揺さぶらず小説でした。
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タイタニック号沈没の時、最後まで演奏し続けた楽団員の話。 とはいっても、メンバーは作者の創造されたもので、タイタニックという状況を借りているだけだ。史実と虚実が、見事に一体化していてこの上もなく美しい模様を描いている。 七人の楽団員のうちの5人のタイタニックにいたるまでの話...
タイタニック号沈没の時、最後まで演奏し続けた楽団員の話。 とはいっても、メンバーは作者の創造されたもので、タイタニックという状況を借りているだけだ。史実と虚実が、見事に一体化していてこの上もなく美しい模様を描いている。 七人の楽団員のうちの5人のタイタニックにいたるまでの話がメインになっているのだが、私は最初のリーダーの話が胸に響いた。 ともあれ、この小説にこれ以外のタイトルはないし、これ以上のタイトルもない。このタイトルが全てを集約しているし、これ以上語ることも必要ではない。 そして、そういうタイトルを得ることのできた小説というのは、それだけで幸福なのだとも思う。
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ペトロニウスの話が一番好きです。 でもラストがあっけない。 結構期待してたんですが。 上下巻の長編だったのに、まさか30ページほどで片付けられるとは。 片付いてないです。 なんか風呂敷を広げすぎちゃった感が…。
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