「八つ墓村」は実在する の商品レビュー
何と言ったらいいのか、よくわからない。 まるでド深夜の心霊特集を見ているような、仰々しいわりには中身がないというか。 これはノンフィクションなのだろうか? 単なる心霊スポットや過去の事件に関わりのある場所を訪ね歩く旅行記のように感じてしまった。 ただ、この本を読んで「なるほど!」...
何と言ったらいいのか、よくわからない。 まるでド深夜の心霊特集を見ているような、仰々しいわりには中身がないというか。 これはノンフィクションなのだろうか? 単なる心霊スポットや過去の事件に関わりのある場所を訪ね歩く旅行記のように感じてしまった。 ただ、この本を読んで「なるほど!」と思ったところは、他にも「津村三十人殺し」を作品の題材として書かれた作品がわかったことだ。 ・「八つ墓村」 横溝正史 ・「丑三つの村」 西村望 ・「夜啼きの森」 岩井志麻子 ・「龍臥亭事件」 島田荘司 ・「闇に駆ける猟銃」 松本清張 ・「津山三十人殺し」 筑波昭 ・「負の暗示」 山岸涼子 他 現代でもやはり閉鎖的な地域というのは実在するらしい。 どこにもはけ口のない感情が暴発したとき、狭い地域における惨殺事件へと向かうのかもしれない。 当時の「横溝正史ブーム」に便乗して出版された本の1冊と思えば、この内容でも仕方がないのかもしれない。
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事件も怖いですが、この本に出てくる「村」の存在も怖いです。 30人殺しの青年は本書によると世界チャンピオンになれる逸材くらい体力が凄いとのこと。
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