虚人魁人康芳夫 の商品レビュー
数々の有名イベントを仕掛けた著者の自伝。一定年齢以上の人には懐かしい有名イベント(アリ対猪木、ネッシー探索、オリバー君来日等々)の経緯やエピソードが、本人の手で詳細に記されている。著者についてはこの他、竹熊健太郎によるインタビュー「箆棒な人々」、および康芳夫の別著「虚人のすすめ」...
数々の有名イベントを仕掛けた著者の自伝。一定年齢以上の人には懐かしい有名イベント(アリ対猪木、ネッシー探索、オリバー君来日等々)の経緯やエピソードが、本人の手で詳細に記されている。著者についてはこの他、竹熊健太郎によるインタビュー「箆棒な人々」、および康芳夫の別著「虚人のすすめ」も併せて読むとより理解が深まる。康芳夫には、ぜひまた怪しいイベントを仕掛けてもらいたい。
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すごい元気が出た。表紙の康さんにめちゃくちゃインパクトあるんだけど、中身はもっとすごい。スケールの大きすぎるイベントや奇天烈な企画を命懸けで取り組む、リスクをヘッジしない昭和のきつい匂いがプンプンする良書です。企画の凄さよりも、実現に至るまでの手段の選ばなさが面白い。ハーバード・...
すごい元気が出た。表紙の康さんにめちゃくちゃインパクトあるんだけど、中身はもっとすごい。スケールの大きすぎるイベントや奇天烈な企画を命懸けで取り組む、リスクをヘッジしない昭和のきつい匂いがプンプンする良書です。企画の凄さよりも、実現に至るまでの手段の選ばなさが面白い。ハーバード・康は笑った。 中盤のモハメドアリを日本に呼ぶまでの話が一番面白いよね。 モハメド・アリについては、『かけがえのない日々』っていうキンシャサの奇跡を追いかけたドキュメンタリーを見たことがあって、これがもうアリが滅法カッコいいのだ。リアルタイムでアリの伝説を追えた人は本当に幸せだと思うし、アリの周囲に面白い人たちが集まるのもわかる。 あと、書かれている企画の半分位が派手に失敗しているのも康さんの凄みを醸し出しているよね。
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全編にわたって「大物たちと対等に渡り合う俺ってすごい」って感じに充ち溢れててでちょっと苦笑いしてしまうけど、手がけた仕事は実際すごい。表紙もおもしろい。
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