十四番目の月 の商品レビュー
作品解説(帯より)主婦・桑島樹奈はスーパーで買い物中に二歳の娘・美有を誘拐される。身代金を要求され、様々な場所を引き回されたあげくに、京都シャングリラホテルで二千万円を奪われた。離婚して三歳の息子を育てているピアニスト・奈津子は、現場で演奏をしていたことから事件と関わりを持つ。...
作品解説(帯より)主婦・桑島樹奈はスーパーで買い物中に二歳の娘・美有を誘拐される。身代金を要求され、様々な場所を引き回されたあげくに、京都シャングリラホテルで二千万円を奪われた。離婚して三歳の息子を育てているピアニスト・奈津子は、現場で演奏をしていたことから事件と関わりを持つ。果たして犯人はどうやって金を奪ったのか? そして、その動機は? 物語の冒頭部分はなかなか新鮮な気分を味わえた。更に、物語に関係のないような挿話の数々が、実は伏線の一部という見事な展開。しかし、ミステリーとしてのトリック部分が弱く、読み進めるうちにだんだん「火曜サスペンス劇場」系のノリになってきたのがとても残念(火サスをきちんと見たはことないので、イメージです)。
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スーパーでもうすぐ三歳になる幼女が誘拐され、二千万の身代金が要求され子どもの母親を受渡し人に指定された。。厳重な警備態勢を牽く捜査員をあざ笑うかのように、次々と取引場所が変更される中、身代金は忽然と消え失せたものの子どもは無事解放される。 犯人と二千万はどこに消えてしまったのか?...
スーパーでもうすぐ三歳になる幼女が誘拐され、二千万の身代金が要求され子どもの母親を受渡し人に指定された。。厳重な警備態勢を牽く捜査員をあざ笑うかのように、次々と取引場所が変更される中、身代金は忽然と消え失せたものの子どもは無事解放される。 犯人と二千万はどこに消えてしまったのか? 海月作品は母をテーマにしたものしか読んだことがないが、これも例にもれず。 誘拐事件の方も気になるが、シングルマザーとして子どもを育てる苦労がひしひしと伝わってきて胸が痛かった。病気の子どもを預かってくれる所は中々ないし、仕事を休めば「だから子持ちはダメだ」と思われる悪循環。 「こんなところに子どもを預けても働かんならん母親の気持ち、ちょっとは考える気にならんか」 「母親が一番子どもを可哀想だと思ってしまうんだ。だけど母親がそう思ったらその子は本当にかわいそうになる。一生懸命に子どもを育てるのは当たり前のことなんだから」 きっと子どもはそんな親の背を見て育ってくれていると信じたい。
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身代金目的の誘拐事件かと思いきや、 実は 複雑な親心が絡んだ話しでした。 誘拐事件の辺りは、ドキドキハラハラしてましたが 結果にたどり着くまでの過程が 中だるみ感が否めないなぁ。 犯人も 「な〜るほど そこかぁ」って思ったけど ちょっといきなりな展開だったかな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
スーパーで買い物中に起きた誘拐事件の裏にある悲しいお話。 その理由と復讐。 最初なんでこんなに事件と関係無いことばかり書いてあるのだろう? と不思議でしたが、途中これってこの関係無い話に犯人がいると気づいた。 なるほど〜でも被害者が昔おかした罪になぜ警察は気づかなかったのか?とか犯人と昔つながりがあり、その怨恨とかになぜ気づかない? 小説だからね。。。でも主人公が被害者と思いきや、 犯人を断定する人に代わってたのはびっくりしたな。 印象に残った言葉で、被害者を描写する 「悪意がないということは自覚が無いって事よ。 自覚が無い人は反省も後悔もせえへん。 反省も後悔もせえへん人は何度でも同じ事をくりかえさはる。」 と言うのがあったのだが、こんな人確かにいると思ってしまった。 時にそれが誘拐事件を起こさせてしまうまでの憎悪に変わるのかは分からないけど。。
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2010/09/24 誘拐された子供の母親の視点から語りが始まる。ふつうならこのまま母親に感情移入するところが、同調できないまま読み終えて納得。
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幼女誘拐事件。おかあさんの頭の悪さがポイント。 これも、犯人探しと動機の解明がなかなか面白かったですね。 ただし中盤はつまらない。所謂中だるみ。だるだる。単なるページ数の水増し。 結果的に大して本筋にも関係ないし、 警察関係者に魅力がないので、彼らの捜査に感情移入できない。 謎解...
幼女誘拐事件。おかあさんの頭の悪さがポイント。 これも、犯人探しと動機の解明がなかなか面白かったですね。 ただし中盤はつまらない。所謂中だるみ。だるだる。単なるページ数の水増し。 結果的に大して本筋にも関係ないし、 警察関係者に魅力がないので、彼らの捜査に感情移入できない。 謎解きの鍵はプルミンと近く、これ作者さんの得意分野なんでしょうね。 解明自体も結末も、意外にあっさりだったけれど、私はこれも良かったと思う。 犯人と、解明した人と、双方に薄く共感できたから。 ですので、中盤の退屈によるマイナスと相殺で63点くらい。
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誘拐ミステリ。でもこれはどちらかといえばサスペンスかな。犯人が誰なのか、身代金受け渡しのトリック、という部分もあるにはあるけれど、メインは事件を巡るさまざまな女性の心理、という気がする。なにせ数々の女性キャラが非常に立っているし。特に女性タクシードライバー、カッコいいなあ。 タイ...
誘拐ミステリ。でもこれはどちらかといえばサスペンスかな。犯人が誰なのか、身代金受け渡しのトリック、という部分もあるにはあるけれど、メインは事件を巡るさまざまな女性の心理、という気がする。なにせ数々の女性キャラが非常に立っているし。特に女性タクシードライバー、カッコいいなあ。 タイトルが印象的。なぜ十四番目か、というのに納得。これは好きだな~。
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桑島樹奈は、3歳の娘美有を連れていつものスーパーへ買い物に行ったが、そこで美有が誘拐されてしまう。樹奈は犯人の指示どおりに身代金を持って移動し、京都シャングリラホテルで2千万円を巧妙な手口で奪われることになった。現場でピアノ演奏をしていたピアニスト浅野奈津子は、当然何も見ていず何...
桑島樹奈は、3歳の娘美有を連れていつものスーパーへ買い物に行ったが、そこで美有が誘拐されてしまう。樹奈は犯人の指示どおりに身代金を持って移動し、京都シャングリラホテルで2千万円を巧妙な手口で奪われることになった。現場でピアノ演奏をしていたピアニスト浅野奈津子は、当然何も見ていず何も知らないのだが、いつの間にか少しずつ事件の真相に近づいていた……。 海月ルイの本を読むのは4冊目。やっぱりおもしろい! 始めは樹奈が主人公なのかと思いきや、気づけば奈津子を中心に読まされている。おかげで、被害者として樹奈に共感していたところで、樹奈を客観的に見られるようになることで、共感の視点が奈津子に移っていくのだ。真実は一体どこにあるのか、読みながらじれったくなるほど事態は様々な方向へ転ぶ。 樹奈の大ボケぶりには、腹立たしさを通り越して目を覆いたくなるような恥ずかしさを感じるほどだが、まさかここに事件の鍵があるとは……。この著者お得意の、女達の事情が生々しく描かれている。ここが、普通の誘拐ミステリとは違うところであり、海月ルイの良さである。 子供をどこかへ預けるときは、確実に信頼できるところに預けましょう、というのがこの本から得た教訓。大切な我が子を保育園に預けているお母さん方、もしくはこれから預けようとなさっているお母さん方、この本のようにならないために、ぜひご一読ください。(2005.5.13)
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この人の本は結構好きなんです。 話に毎度子供がからんできます。 今回も女の子が誘拐される所から始まります。 犯人が気になって、読み続けましたが・・・。 誘拐された女の子のお母さんがむかつく! そして最後もなんかいや〜な気分だったな。 表紙とかかわいいけど、これはイマイ...
この人の本は結構好きなんです。 話に毎度子供がからんできます。 今回も女の子が誘拐される所から始まります。 犯人が気になって、読み続けましたが・・・。 誘拐された女の子のお母さんがむかつく! そして最後もなんかいや〜な気分だったな。 表紙とかかわいいけど、これはイマイチだった。
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推理もの。 最後までサッパリ犯人は分からなかった。 事件も1つしか起きないし、それをひたすら解明していく話で、非常にすっきりしていて面白い。
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