1,800円以上の注文で送料無料

古代蝦夷の英雄時代 の商品レビュー

3

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2011/08/30

古代から中世にかけての蝦夷について、詳細な研究結果を纏めたもの。 遺跡や地名等から、蝦夷の変遷を分析する。 個人的には、安部氏や清原氏、また奥州藤原氏に関する事項にもっと紙面を割いて欲しかった。 また、表題にある「英雄時代」は、本書における歴史的考察としては馴染まないような気がし...

古代から中世にかけての蝦夷について、詳細な研究結果を纏めたもの。 遺跡や地名等から、蝦夷の変遷を分析する。 個人的には、安部氏や清原氏、また奥州藤原氏に関する事項にもっと紙面を割いて欲しかった。 また、表題にある「英雄時代」は、本書における歴史的考察としては馴染まないような気がした。 以下抜粋~ 中国が世界の中心であり得たのは、皇帝の得が高く、その得を慕って遠方の諸国や諸民族が朝貢してくるからである。 そうなると日本がミニ中国であるためには、天皇の得を慕って来朝する異民族の存在が必要になってくる。 このような状況のもとで、古くからの朝廷と「エミシ」の関係も、中国における皇帝と異民族との関係にならった形式にととのえられたのである。

Posted byブクログ