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マーシャと白い鳥 の商品レビュー

3.8

8件のお客様レビュー

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2023/08/30

ロシアの昔話ですが、構造的には日本の昔話にも似たような話はたくさんあります。 両親が買い物に出かける間、弟の面倒を見るように言われるマーシャ。 しかし彼女は弟を窓の下の草の上に座らせると、友だちのところへ遊びに行ってしまいました。 戻ってくると、弟の姿がありません。 遠くに白い...

ロシアの昔話ですが、構造的には日本の昔話にも似たような話はたくさんあります。 両親が買い物に出かける間、弟の面倒を見るように言われるマーシャ。 しかし彼女は弟を窓の下の草の上に座らせると、友だちのところへ遊びに行ってしまいました。 戻ってくると、弟の姿がありません。 遠くに白い鳥の群れがちらちらして、黒い森の中に消えていくのが見えて、マーシャはsの白い鳥たちが弟をさらったに違いないと思います。 途中に出会うのがペチカ(ロシアらしいね)、実をいっぱいつけたリンゴの木、チーズの岸を流れるミルクの川。 彼らの頼みをきく代わりに白い鳥の行方を聞きながら、マーシャはようやく弟を見つけます。 弟をさらったのはババヤガー(ロシアの魔女)。 ババヤガーは白い鳥たちに、マーシャを追いかけ弟を奪い返すよう命じますが…。 少し文章が多めですが、背景に紛れてマーシャの家の猫たちが見え隠れしているのを探しても面白いかもしれないですね。 年齢に応じた読み聞かせがができる本です。

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2021/09/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ロシア民話。出久根育さんの絵がとても美しいです。 作者によって少しづつお話が違うとのことなので、それらも読んでみたいです。

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2020/07/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【あらすじ】 ロシアの昔話。 マーシャは両親に弟のワーニャの面倒を見るように頼まれるが、友達と遊びに行く。ワーニャは白い鳥に連れ去られる。 ペチカ、りんごの木、ミルクの小川、チーズの岸に道を聞き、頼まれたことを助けてあげる。 ワーニャはバーバヤガーの家にいた。マーシャはワーニャを連れて逃げる。 逃げていると、白い鳥が追いかけてきたが、ミルクの小川、チーズの岸、りんごの木、ペチカが助けてくれた。マーシャとワーニャは無事に家に帰ることができた。 【感想】 ロシアの昔話にはよくバーバヤガーが出てきて面白い。

Posted byブクログ

2020/02/26

ロシアの民話。 白い鳥に連れ去られた弟ワーニャを助けるため、マーシャは一人、黒い森を走って行く。 ペチカやババヤガーなど、日本では馴染みのない物や文化に触れられるのも、海外の民話を読む楽しさの一つだと思います。

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2012/12/21

図書館より。かかりつけの眼科に置いてあって面白かったので借りてきた。ロシア民話。昔うちにあったおはなしの全集にあったし、日本にも似たような「やまなしとり」という昔ばなしある。 絵の迫力にこどもたちも引き込まれていったみたい。

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2010/07/07

ロシアに古くから伝わる昔話を、1969年生まれ・武蔵野美術大学卒業の出久根が、文と絵を描いた。 彼独特の美しい色彩とフォルムが頁を繰る事に目を釘付けにする。 チェコスロバキアに移り住み新しい世界に飛び込んで行かなければならなかった自身をマーシャに重ねていたというように、緊張感あふ...

ロシアに古くから伝わる昔話を、1969年生まれ・武蔵野美術大学卒業の出久根が、文と絵を描いた。 彼独特の美しい色彩とフォルムが頁を繰る事に目を釘付けにする。 チェコスロバキアに移り住み新しい世界に飛び込んで行かなければならなかった自身をマーシャに重ねていたというように、緊張感あふれる進行である。 ロシアの風俗が余すところなく描かれている処も楽しい。

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2009/10/04

あかずきんのような風貌の女の子に林檎などおとぎ話モチーフがたくさん。 ロシアの昔話に出久根さんの独特の絵がマッチしていて素敵な絵本。

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2009/10/04

ロシアに古くから伝わるお話を、絵本画家・出久根育さんが惚れ込んで再話化しました。自分の失態で白い鳥に弟をさらわれたマーシャの冒険譚。行く先々で出会うメンツもみどころですが、執拗に追いかけてくる「白い鳥」がなにげにえらくコワくってたまりません。やーロシア人、いい物語をもっています。

Posted byブクログ