「徹底力」を呼び覚ませ! の商品レビュー
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「徹底力」を呼び覚ませ! 圧勝するためのハードボール宣言 竹蔵の会社では、”ハードボールプレイヤーになろう!”というのがスローガンになっているので、その原著を読んでみました。著者はボストンコンサルティングのコンサルタントです。 著者はソフトな戦略とハードな戦略に分けて、ハードな戦略こそが企業の業績向上に結びつく施策であると結論づけています。例えると、内角直球でバッターをのけぞらせるような戦略。 ハードボール戦略は競争優位を勝ち取るための戦略です。具体的には以下の6つが具体例をもって解説されます。 1. 圧倒的な戦力を注ぎ込め 2. 自らの常識を疑え 3. ライバルの「利潤の聖域」を荒らせ 4. アイデアは堂々とパクれ 5. ライバルを欺け 6. ユーザーの妥協を排除せよ まあ、一言でいうといわゆるタフでずるいやつになれということのようです。今、竹蔵のいる会社はバカ正直なエンジニアリング会社で、製品競合力が競争優位の源という歴史を持っています。今の上層部はそういった社内文化では成長は期待薄なので、社内文化を変えようと考えているようです。 竹蔵は、結構のほほんとしたところが好きで今の会社に出戻りしたので、ちょっと戸惑っています。でも、企業文化はスローガンだけでは変わらないということが、前職のコンサルタントとしての経験からよーくわかっているので、あまり心配はしていません。 「チャズム」や「イノベーションのジレンマ」のような目から鱗の本に比べるとあまりインプレッションはなく、月並みなビジネス書という感じでした。 竹蔵
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巷にある経営戦略本とはかなり違う角度から企業戦略について書いてある。優良企業がさらに超優良企業になるための境界線を越えるための戦略だと言える。 事例豊富で分かりやすく、「ライバルを欺け」なんかの戦略はかなりユニークで自分的には新鮮だった。
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