青女論 改版 の商品レビュー
「人生のどこかに「まことの花」を据え、他を「時分の花」として区別する思想が、阻害を生み出す要因になります。「まことの花」など存在しないし、第一、存在するべきでもない。どれもが「時分の花」にすぎず、人生は不連続な季節の繰り返しなのです。」 「(前略)愛情とは、相手と自分との「出会...
「人生のどこかに「まことの花」を据え、他を「時分の花」として区別する思想が、阻害を生み出す要因になります。「まことの花」など存在しないし、第一、存在するべきでもない。どれもが「時分の花」にすぎず、人生は不連続な季節の繰り返しなのです。」 「(前略)愛情とは、相手と自分との「出会い」の中で生成される感情の種類だということです。」 「「しあわせを守る」と(中略)書くとき、しあわせは、すでに出来上がった価値としてとらえられていることになるのですが、私は、しあわせとは、新たな価値の創造であり、かつて存在しなかったものを生み出すための想像力による働きかけではないかと思うのです。」 (2009.5)
Posted by
恋愛について勉強できるのかと思いきや、ちょっと違ったけど、すごーく勉強になりました。 現在の私たちの恋愛、特に結婚とかって、かなり型にとらわれてるんだなと思った。 他民族の性生活とか、結婚についてとかについて少し知れたけど、そういうこと勉強するのってすごく面白い!! とっても新鮮...
恋愛について勉強できるのかと思いきや、ちょっと違ったけど、すごーく勉強になりました。 現在の私たちの恋愛、特に結婚とかって、かなり型にとらわれてるんだなと思った。 他民族の性生活とか、結婚についてとかについて少し知れたけど、そういうこと勉強するのってすごく面白い!! とっても新鮮でした。 もっと私たちは自由になるべき、自由になれるべきだと思った。 後半はちょっと難しかったです。 でもやっぱり、ここでただ彼の意見をうのみにするんじゃなく、彼の意見を踏まえた上で自分はどう考えどう生きていくのかが大事なんだろうな。 彼も他の人の意見をしっかり理解した上で、批判なり意見なりしてるし。 私自身も自由な発想をするきっかけになりました。 寺山修司さんの本初めて読んだからほかにどんな本書いてはるか知らんけど、ジェンダーとかについてかなり深く研究されたみたいで 他の分野についてもすごい研究済みなんじゃないかなーって勝手に思ってます。 寺山修司の他の本ももっといっぱい読みたい!!
Posted by
ハンドバックをしまっておくように人間のこころまで私有しようとしても、それはできない相談なのよ(メルナ・メルクーリ) 青い種子は太陽の中にある。(ジュリアン・ソレル)
Posted by
『ほんとのところはどうなのさ!?』 と、物事を決めつけずに、何事もつきつめて探求して行こうとする寺山修司の生き様がステキである。 すてきなオジさま=寺山修司の「青年」ではなく「青女」としての生き方の提言集。
Posted by
予想以上に素敵な寺山修司デビウでした。少女革命ウテナに通じる女性観。というかあれか。演劇実験室繋がりか。 潔くかっこよく生きてゆきたいものです。 しかしサザエさんのくだりには吹いてしまった。
Posted by
寺山修司はやっぱりすてき。 昭和の時代に女性に対してここまで革新的な考えをしてる人がいたなんてうれしいです。 今読んでも教わるところはたくさんありました。
Posted by
女についてのエッセイ。 筆者の女性についての理想が書いてある。そして最後に巷にある女性論を否定して終わり。 所々にほかの文章からの引用があるが、本文とリンクしていない。 面白さが見出せなかった。
Posted by
わたしはこれで結婚とは?女とは? とても考えさせられました。 だってさ、人生なんてさ、短いし、ましてや結婚したら恋なんて自由にできないし、 なら恋愛しなくてどうするよ?ってことで たくさん恋しました。。
Posted by
男の「少年」に対し女の「少女」 これにならって 男の「青年」に対して寺山修司が生み出した造語、「青女」。 日本古来のイエ制度に固執することを、保守的になることを非難し、青女も青年と同じく外の社会との交流する機会を持つべきだと提唱する。
Posted by
今読むと とても楽しい 体裁が2段構成になってて冗談のメモが面白い。 たとえば 「旅は猫で、想像力はねずみ どんなにすばやく飛んでも この猫にはねずみを追い越す事なんかできない」 今だに その感性がわからない
Posted by