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ほめるな の商品レビュー

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15件のお客様レビュー

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2011/05/19

【57/150】私たちも、お子さんを褒めていますか? いいところを見つけてあげましょう! とはよく言います。でも、それは悪いところばかり言われる方、他の子とくらべてばかりいる方に対してです。 色んな視点を持って子どもさんを見て下さい!というメッセージなのですが、本書が言うように...

【57/150】私たちも、お子さんを褒めていますか? いいところを見つけてあげましょう! とはよく言います。でも、それは悪いところばかり言われる方、他の子とくらべてばかりいる方に対してです。 色んな視点を持って子どもさんを見て下さい!というメッセージなのですが、本書が言うように、闇雲に褒めるだけ、無意味に褒めるということは、子どもの自立支援という目的からはずれているものは大きな落とし穴がありますね。 私自身も、自分の気持ちが動かないのに、褒めるという行動はとれません。 褒めるということと、承認(アクノレッジメント)するということも区別していく必要があると思います。 本書にも書かれてありますが、インタラクティブなコミュニケーションが大事ですね。 この本、もっと売れてほしいなと思う本でした。(売れてたらすみません(^∇^))

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2011/02/26

読みやすい文体とわかりやすい表現で、さくさく読める。内容も難しくない。 「ほめる教育」の弊害と原因を探り、一人の人間として自立をする上で必要な「真の愛情」を提言する。 ・アモーレ情熱/ギリチョコ情熱 ・インタラクティブ型支援(尊重、双方向、創造的) ・聞く能力

Posted byブクログ

2009/10/04

褒めることが必ずしもいいことではないということを説いた本です。 教育現場・育児・職場・人材育成などなど、多種多様なことに応用できる考え方だと思います。 ぜひ読んでください

Posted byブクログ

2009/12/18

 とにかく人を育てるには「ほめる」のがいいんだ、という教育上、指導上のテクニックに対する批判。問題点やその弊害は何か、ではどうすれば良いのか、といった点が事例とともに分かりやすく紹介されており、読みやすい。  個人的には、「ほめる教育」では「失敗耐性」が身につかない(pp.135...

 とにかく人を育てるには「ほめる」のがいいんだ、という教育上、指導上のテクニックに対する批判。問題点やその弊害は何か、ではどうすれば良いのか、といった点が事例とともに分かりやすく紹介されており、読みやすい。  個人的には、「ほめる教育」では「失敗耐性」が身につかない(pp.135-40)、という点に納得。さらに「ほうび」を与えると内発的動機付けであったものが外発的に変わるという実験結果(pp.67-70)も興味深い。ただ、おれ自身が「ほめる教育」を受けてきたせいなのか、基本路線では著者に同意するものの、テクニックとしての「ほめる」という行為を全否定する気にはなれなかった。小さい子供ならともかく、ある程度の年齢になれば、ほめるという外発的動機付けをきっかけにして、本当に自分の興味のあること、自分にとって必要なことであれば、そうやって褒められたことでも、内発的なものに変えて、褒められなくても自分自身でやりたい、あるいは必要と判断してやる力もあるのではないかと思った。また、種々の事例の選択や紹介の仕方に、著者自身にかかわることや、著者自身の思いが入っていること、またやたら極端なものが含まれている点で、説得力に欠ける。(08/10/04)

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2009/10/04

 「教育の根本的な目的は自立を支援すること」という前提のもと、「ほめる教育」の問題点を具体的に説明している。  「ほめる教育」が人の目ばかりを気にする人間を作り、本人の内部からわきあがってくるモティベーションも損なわせてしまう危険性があるという指摘は説得力がある。  子どもに対す...

 「教育の根本的な目的は自立を支援すること」という前提のもと、「ほめる教育」の問題点を具体的に説明している。  「ほめる教育」が人の目ばかりを気にする人間を作り、本人の内部からわきあがってくるモティベーションも損なわせてしまう危険性があるという指摘は説得力がある。  子どもに対する教育の本というよりも、自分自身を振り返って考えさせられる1冊だ。  勿論、ほめるのとは反対に叱ったり、何事にも厳しくしたりすればいいというのではない。人間関係の基本である「実際のやり取りを通して創造的に」、真の愛情をもって子どもの話をきちんと聞くべきだという、当たり前のように思える主張も、すうっと入ってくる。  

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