有事法制批判 の商品レビュー
今も昔も、こういう人たちのいうことって変わってないんだなということがわかった。 古川純の、有事法制の仕組みについての部分とかは、一部なるほどねという部分もあった。 錚々たる大学の教授らが執筆陣に名を連ねているのでもう少し学問的な話を期待したのだが、学問的というよりは感情的で恣意的...
今も昔も、こういう人たちのいうことって変わってないんだなということがわかった。 古川純の、有事法制の仕組みについての部分とかは、一部なるほどねという部分もあった。 錚々たる大学の教授らが執筆陣に名を連ねているのでもう少し学問的な話を期待したのだが、学問的というよりは感情的で恣意的で学問的中立性に欠けている点は残念。
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[ 内容 ] 「備えあれば憂いなし」の掛け声のもと、立法化が進む有事法制。 これは、本当に私たちの安全を守るものなのか。 立憲主義の精神はどうなってしまうのか。 日本国憲法の価値を擁護し発展させる活動を続けるフォーラムが、有事法制の背景・しくみ・問題点を徹底検証。 有事法制を根底から批判し、平和主義を生かす道とは何かを提示する。 [ 目次 ] 第1章 自由を捨てる選択をするのか 第2章 なぜ、いま有事法制なのか 第3章 有事法制のしくみと問題点 第4章 立憲主義の危機 第5章 私たちの暮らしに何がおきるのか 第6章 有事法制によらない安全保障の道 第7章 「憲法」か「有事法制」か [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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小泉政権が登場したときは、今ままでにない新奇な方針が一種のヒロイズムを醸成したが故に大衆の支持を集めたが、保守的傾向に傾斜していく国家を批判的に見る目を摂取することは、盲信という過ちを回避するためにも大切だと思う。今の傾向は緩やかなナショナリズムへの進行ととることができるのはある...
小泉政権が登場したときは、今ままでにない新奇な方針が一種のヒロイズムを醸成したが故に大衆の支持を集めたが、保守的傾向に傾斜していく国家を批判的に見る目を摂取することは、盲信という過ちを回避するためにも大切だと思う。今の傾向は緩やかなナショナリズムへの進行ととることができるのはある視点からは正しく、またある視点からは正しくない。これはごく当然な話であって、どちらにも正論になりうる理があり、問題は、その両者を知った上で自分はどちらの立ち位置なのかということなのだと思う。 僕は今あいまいな立場でいることもできるが、いずれはどちらかに決断しなければならないときがくるかもしれないし、さらに様様な材料を目にするうちに、自分の傾向というものが自ずから定まってくることだろう。 そういう意味において、本書は、貴重な一冊だといえる。 まあ、今更読んだ感は否めないのだけど。
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