名探偵は密航中 の商品レビュー
最初はゆるい物語の流れに少々退屈気味だったが、終盤の「幽霊船出現」や「船上の悪女」は若竹ワールドの毒気を堪能出来た。 人生は船旅だと言われるが、なるほど、誰かが病気になっても亡くなってもう、船は予定通り進行し人々は自分の生活をまっとうする。
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痛快、爽快。 人物入り乱れて、誰が誰やら???というはなしが多かったけれど、それがまさにトリック。 短編の点と点がつながって線になるとき、物語は大団円を迎える。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
≪内容覚書≫ 豪華客船、箱根丸。 横濱港を出航し、世界をまわりながら、倫敦を目指す。 殺人事件の容疑者の乗船疑惑や、 令嬢の駆け落ち騒ぎ、幽霊船の出現にさらには殺人事件まで。 昭和の時代の様々な人々を乗せ、船は倫敦を目指す。 ≪感想≫ 人物がドドッと登場するので、最初は混乱。 特徴を掴んで、誰がどれかわかる2、3話目から、 グッと面白くなって引き込まれた。 それにしても、龍三郎さんの影が薄いな、と思ったら、罠だった。 なにかおかしぞ、とは思いつつも、次々と起こる事件の展開に うっかり彼の存在を忘れさせられていた。 中途半端な推理小説より、よほど見事に騙してくれた。 一話一話も、小気味よく驚きを提供してくれる。 一冊でいろんな騙し方をしてくれるお手頃な作品。
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時代は昭和初期。横浜からロンドンまでの船旅で次々に起こる事件が案外のんびり描かれているが…ただ「名探偵は密航中」の割には、いったい誰が名探偵なのかよくわからなかった…(苦笑)視点がしょっちゅう変わるので入り込みづらい。話はまあ楽しめたかな…
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豪華客船の旅路で起きる事件の数々。 色とりどり鮮やかな登場人物の活躍が良いww ミステリの楽しみがぎゅっと詰まったオムニバス・ストーリー。
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昭和五年七月。豪華客船・箱船丸は倫敦に向けて横濱港を出港した。 しかし、出港早々、殺人事件の容疑者が船に乗船してるという。 船の中では大騒動。船は、神戸港・門司港と進んで行く・・・。 さらに日本を離れてから男爵令嬢の逃亡騒ぎ、幽霊船の出現などなど・・・。 奇妙な事件が起こる中船は...
昭和五年七月。豪華客船・箱船丸は倫敦に向けて横濱港を出港した。 しかし、出港早々、殺人事件の容疑者が船に乗船してるという。 船の中では大騒動。船は、神戸港・門司港と進んで行く・・・。 さらに日本を離れてから男爵令嬢の逃亡騒ぎ、幽霊船の出現などなど・・・。 奇妙な事件が起こる中船は、倫敦に向けて進んで行く・・・。 オムニバスで進んで行く長編ミステリーです。
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若竹七海の本を片っ端から借りた。 その中の一冊。 あまり内容を覚えていない。 …と、いうか途中で挫折。
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時代は昭和初期。 舞臺は横濱から倫敦へ向ふ豪華客船。 そこで發生する奇妙な事件。 多彩な登場人物たちが氣ままに振る舞ふ、氣樂なミステリーである。 2004年5月28日讀了
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