天使はモップを持って の商品レビュー

近藤史恵(著者)

オシャレで可愛いビル…

[文庫ＯＦＦ]

オシャレで可愛いビルの清掃員・キリコが日常の謎を紐解いていく短編集これイイですね！軽くて読みやすいってのもありますけど(痛いオチもあるけど…)、ビルの清掃員という「そこにいるけど見えない存在」な立場から謎を解決していく手法、特にゴミ箱の中身から謎を解いていくあたりは爽快でした。最終話のオチは途中で読めちゃうんですけど、これはこれでイイのだよ！ちなみに「家政婦は見た！」を連想しちゃったのは私だけ？

ある会社のビル清掃員…

[文庫ＯＦＦ]

ある会社のビル清掃員で10代後半のギャル系……って、あり得ない。なんて常識をまず打ち破ってくれた設定に一本取られた。さて、この小説は一応ミステリな訳で。10代後半ギャル系清掃員（顔も可愛い）が、小さな謎から殺人事件まで解決してしまうのだけど……うーん、そこそこ面白い。が、謎解きの面白さを求める人が読んだらかなり物足りないかも。どっちかというと、お掃除（ビル清掃）に重きを置いているので、清掃員の日常にミステリが舞い込んだ、もしくはミステリがおまけだと思った方がいいかな。解説で新井素子（ひえ、懐かしー

掃除のオバサンならぬ…

[文庫ＯＦＦ]

掃除のオバサンならぬ、掃除のコギャルというのがおもしろいです。「ゴミ箱には個性がある」など、独自の理論でオフィスの謎を解き明かしていくキリコちゃんがいい。普段はあまりしないのに、いきなり掃除がしたくなる衝動のことを「天使」とよぶことからついたタイトルなんだそうです。

日常ミステリなのかな…

[文庫ＯＦＦ]

日常ミステリなのかな？清掃員の若い女の子が探偵役、補佐はその会社員。二人のやり取りも面白くて見所だけど…。どうもいちいち引っかかるんですよ。悪い意味でなくて。何か考えなくてはいけないような…。気楽に読むもよし、じっくり読むもよし。一粒で二度美味しい小説です。

2022/11/03

20年前の出版。
シリーズの原点である。
清掃人キリコと新入社員大介の出逢い。
次々と起こる怪事件？
パワハラ、セクハラ全盛期のオフィス、
理不尽な事をどう乗り越えるか？
危なっかしい大介だけど、
思いっきり応援したくなる！

2021/04/11

短編身近ミステリーでした。どれも面白く読めました。お掃除ネタなのに作品の雰囲気はヴァン・ショーと似てました。最後の一作で完全に騙されてしまいちょっと負けた気持ち。
この終わり方で続くって、どんな展開になるのか逆に気になります。

2021/03/25

掃除をしている時の描写が掃除が好きなのだなと思えるのとキリコの性格が良かったのと会話がテンポ良く面白かった。

2020/02/08

新入社員大介と
清掃員の女の子キリコがオフィスの謎に立ち向かうお話
ちょっとした謎から殺人事件まで
会社で起こった謎をキリコが解明していく
テンポよくサクサク読める短編集
主人公大介とキリコのやり取りが軽く心地よい

８章までのお話
短編なのに７章で盛り上がり
８章でまさかの大きな展開があり。。。
最後までサクっと面白く読めました
特に最後のお話は間を開けることができず一気に読みました
そしてその章をもう一度読みました
ヤラレタ(^o^)心地よい感じです

あと近藤史恵さんのあとがきも良かったです

シリーズ作品ですのでこの次も楽しみです

2019/08/10

読み易いし、楽しい。

事件解決と平行して、キリコちゃんと大介の関係も進展があって、このシリーズの中では一番よかった。

2019/06/07

再読。
大晦日を目前に、大掃除からの逃避読書です。
キリコの掃除にかける情熱に肖れないかと思って読んでみたけど、確かに掃除に邁進するキリコは輝いていてかっこいいけど、やっぱり私は大掃除が苦手なんだー！！
Ａ型だから（？）見えるところは片付いているし毎日床掃除は欠かさない。
でも大掃除は大嫌い。
普段見えないふりをしているトイレ便器の奥の床とか、風呂椅子の裏側とか、換気扇の網の中とか…考えたくもない。
キリコ、お小遣いたくさんあげるからうちに掃除に来てください…(´；ω；`)ｳｩｩ（何この感想ｗｗ）