QED 六歌仙の暗号 の商品レビュー
QEDシリーズ第二段…
QEDシリーズ第二段。スケールの大きさは「百人一首」ほどではないですが、その分話が右往左往しないので読みやすいです。“なぜ数が合わないのか”の謎解きがなかなかに楽しめました。ある程度六歌仙と○○について知らないと、名前の列挙で躓くかもしれません。
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大学での「七福神」を…
大学での「七福神」を巡る3人の死から事が始まる。「明邦大学・七福神の呪い」という匿名の投書に、大学側は「七福神に関する論文は、一切禁止」と通達。だが兄の遺志をつぎ、妹の貴子が七福神に関する卒論を手がけるために京都七福神巡りを計画する。貴子の友人である奈々が崇に協力を依頼することか...
大学での「七福神」を巡る3人の死から事が始まる。「明邦大学・七福神の呪い」という匿名の投書に、大学側は「七福神に関する論文は、一切禁止」と通達。だが兄の遺志をつぎ、妹の貴子が七福神に関する卒論を手がけるために京都七福神巡りを計画する。貴子の友人である奈々が崇に協力を依頼することからストーリーは展開し始める。「七福神」の謎。なぜ7人なのか?本当に福の神なのか?その七福神に六歌仙が結びつく。えっ!という展開だが、怨霊慰撫を軸とする崇の説明にひきづり込まれていく。そして死の謎解明のキーは徐々に明らかになる。死の
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六歌仙と七福神の謎に…
六歌仙と七福神の謎にタタルが挑む歴史ミステリィ。歴史に詳しくなくても読めます。
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桑原崇と棚旗奈々が、…
桑原崇と棚旗奈々が、七福神と六歌仙の謎を解き明かす。 歴史ミステリとしてはとっても面白いと思うが、犯人探し乃ミステリとしては物足りないかも。
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おすすめ!
シリーズ第2弾。六歌仙と七福神にまつわる幾つもの言い伝え。そこに現代の殺人事件が絡み、古典+ミステリの絶妙なハーモニーが奏でられることに……。美しいミステリです。ここから古典好きになる人もいるかも?
TKS
オーディブルで視聴。ミステリーというよりは、やっぱり六歌仙(七福神)についての考察におまけでミステリがついてるような作品だと思う。
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第二弾は六歌仙と七福神の謎がテーマ。 平安時代の和歌の位置付けは、現代のような雅な文化に留まらず、政治的駆け引きや怨念すら言霊に込める非常に重要なツールであり、当時の常識ではその効果が信じられていたという説明は、目から鱗であると共に非常に納得できるものでした。 六歌仙と七福神の関...
第二弾は六歌仙と七福神の謎がテーマ。 平安時代の和歌の位置付けは、現代のような雅な文化に留まらず、政治的駆け引きや怨念すら言霊に込める非常に重要なツールであり、当時の常識ではその効果が信じられていたという説明は、目から鱗であると共に非常に納得できるものでした。 六歌仙と七福神の関係についての考察までいくと理解力が足りないので半分流し読み的になってしまいましたが、それでも説得力があるように感じられた。 このような深い知識と考察を織り込んだ作品をシリーズ化できるとは、高田氏の能力は類い稀なるものだと思います。
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再読。 相変わらず、きらびやかさや陰鬱さが目に浮かぶような巧みな描写でした。 全然本筋ではないのですが、ちょうど鎌倉殿の13人を追っかけで見ていたので、史実ながらもこれからの先のネタバレ!と思いながら読んでいました。 そういう意味では、和歌もよく取り上げられていましたし、良いタ...
再読。 相変わらず、きらびやかさや陰鬱さが目に浮かぶような巧みな描写でした。 全然本筋ではないのですが、ちょうど鎌倉殿の13人を追っかけで見ていたので、史実ながらもこれからの先のネタバレ!と思いながら読んでいました。 そういう意味では、和歌もよく取り上げられていましたし、良いタイミングでの再読だったかもしれません。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
オーディオブックで読了( ? )です! QEDシリーズ2作目。前作同様、歴史特化の民俗学( ? )ミステリでした。解釈や説明がメインで「なぜそれで犯人わかるの…すご…」っと。 読む前は六歌仙のお話なので楽しみにしていたら、序盤は七福神のお話でした。 読んでも読んでも( 聴いても )七福神の謎しか出てこないので、少々面を食らってしまいましたがきちんと六歌仙が出てきて『七福神+六歌仙』になるとは想像できず、思いのほか楽しめました。 学校で習う平安時代はのんびり和歌を詠み、日本庭園的なところで鞠などを使い遊んでいる貴族のイメージが強かったですが、本作でイメージが180度変わりました。いつの時代も大変なんだなぁっと。 犯人の動機や考えには相変わらず共感出来ませんでしたが、歴史の解釈メインだと思えば全然。 3作目も楽しみです!
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QEDシリーズ第2弾。この作品から事件の「歴史離れ」が進行し始めるわけです。とはいっても、一部は(無理やりの感はありますが)かかわりがあるみたいです。 歴史薀蓄に溢れた作風には力強さが出てきたかな、という感じがする作品ですね。作者の仮説もまあ「納得」できなくもない、というか納...
QEDシリーズ第2弾。この作品から事件の「歴史離れ」が進行し始めるわけです。とはいっても、一部は(無理やりの感はありますが)かかわりがあるみたいです。 歴史薀蓄に溢れた作風には力強さが出てきたかな、という感じがする作品ですね。作者の仮説もまあ「納得」できなくもない、というか納得させられる論理を展開してくれちゃってます。ということで、まぁこの作品は結構気に入られている方は多いと思います。
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