色彩の世界地図 の商品レビュー
地図と言えば地理的なものを思い浮かべるかもしれないけど、様々なものを分布したものと思えば世界を違う視点で見れる。 これは色彩についてのマッピング。色の感じ方がその人の文化や歴史的な背景などを表しているという内容。 国旗の成り立ちからわかる国の歴史や、色の名前の由来、そしてそこ...
地図と言えば地理的なものを思い浮かべるかもしれないけど、様々なものを分布したものと思えば世界を違う視点で見れる。 これは色彩についてのマッピング。色の感じ方がその人の文化や歴史的な背景などを表しているという内容。 国旗の成り立ちからわかる国の歴史や、色の名前の由来、そしてそこに絡む権力者の影響など情報量の多さに感心した。 人間は多くの情報を視覚から得ている。つまり色について知ればそれだけ世界を知れると言っても過言ではない。 むしろ色が重要でなければ世間にこれほど色は存在しないし、カラーテレビも要らなかったかもしれない。ただ、どんな事にもいえるけど、何か一つだけを取ってそれが大事だという事は少ない。つまりこの場合、色もそれ自身だけでの存在はあまり大きな意味を持たないのだと思う。何かと合わさる事で色が色である重要性を持つわけである。 それに、色は光だから人間の感覚にも(生理的に)大きく影響する。例えば、一般的に赤は目に入ってから認識するまでが速いとかいうのを聞いた事がある。そういう事から技術の進歩とか新しい発想とかも出てくる。 従って、共感覚とまではいわずとも、身の回りのものの色について思いを巡らすことは何気に進歩に繋がるアクションでは無いだろうか。 中身は勿論白黒だけど、想像で補間しながら是非一読。
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俺は元々、色が大好きで色彩検定受けたりした事ある 改めて読み直したけど、今の俺には何の意味も無い 色にまつわる話(名前、由来、各国の考え方)がたくさん書いてるのでそういうのが好きなら面白いかと ただ、これを知ってて何か見方が変わるとかは無いと思うので、よほど好きじゃない人じゃな...
俺は元々、色が大好きで色彩検定受けたりした事ある 改めて読み直したけど、今の俺には何の意味も無い 色にまつわる話(名前、由来、各国の考え方)がたくさん書いてるのでそういうのが好きなら面白いかと ただ、これを知ってて何か見方が変わるとかは無いと思うので、よほど好きじゃない人じゃないと楽しんで読めないと思う ちなみにサンタクロースの服の色はコカ・コーラの人が考えたらしい
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題名からすると各地で好まれよく使われている色彩の分布図なんかが期待できそうな感じですが、 実際にはそうでもなかったです。 (国旗を色・柄の系統別に取り上げた図版等それに近いものはありますけれども) 色に関する豆知識・雑学本て感じですかね。 内容的にはかなり面白く読めたのですが、...
題名からすると各地で好まれよく使われている色彩の分布図なんかが期待できそうな感じですが、 実際にはそうでもなかったです。 (国旗を色・柄の系統別に取り上げた図版等それに近いものはありますけれども) 色に関する豆知識・雑学本て感じですかね。 内容的にはかなり面白く読めたのですが、 似たような話が複数項で重複したり、 歴史の追い方が中途半端だったりいきなり別の話にとんだりと、 全体的にとっちらかった印象を受けました。 そんなわけで星は二つマイナスです。
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日の丸の赤は太陽の色だが、多くの国で国旗の赤は建国の犠牲となった人びとの血の色である。 このように、色彩にまつわる故事来歴、そして色のイメージは、各民族が幾世紀にもわたって育んできた文化である。 色は、時として言葉より雄弁に語りかけるものがある。 例えば、上で少し触れている国...
日の丸の赤は太陽の色だが、多くの国で国旗の赤は建国の犠牲となった人びとの血の色である。 このように、色彩にまつわる故事来歴、そして色のイメージは、各民族が幾世紀にもわたって育んできた文化である。 色は、時として言葉より雄弁に語りかけるものがある。 例えば、上で少し触れている国旗の赤。これを、「建国の犠牲となった人びとの血の赤」と言ってしまうのは簡単です。けれども、実際に建国までの道のりを歩んだ国民たちには、国旗を見て、そしてその赤を見ただけで、様々な思いが甦り、犠牲となった人びとの血を忘れないのでしょう。 そういえば、私自身、日本の日の丸は素晴らしい国旗だと思います。 別にお国自慢とかそういうことではなく、あの国旗のデザイン、何と端的に“日本国”をあらわしたものかと、感動すら覚えます。日のいずる国を、たった一枚の旗であらわすって、その意味を思うとすごいなぁと。 デザインした人、本当にすごい。
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イメージカラーなどを考えるときに役立ちそうな1冊。そうでなくとも、各国のその色に対するイメージや、込められた意味が凝縮されていて、お手元に1冊といった感じ。ただ読むだけでも楽しいです。
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色についての見方感じ方も、一般的な常識等と同様、時とともにかわっていくものである。広く浅い一時的資料として、トピックス的な読み物として使用。残念ながら、肝心の彩色作業にはあまり役に立たない…(笑)というか、あえてこれに囚われない彩色をしたいと思う。
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色彩にまつわる地域格差の本…かな?色が象徴する意味も、国や風土が違えば、やっぱり変わるものなんだなぁ、と好奇心が刺激されます。
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買ってから、一日一色ずつのペースで読んでいます。 個人的には“青”に興味があります。色は慣習と結びついて発展してきているし、歴史的にみていくと面白いのではないかな。ただこの本では広く浅くて物足りなさを感じてしまいます。色に関して読んでいたら、前に森美術館の企画展“colors展”...
買ってから、一日一色ずつのペースで読んでいます。 個人的には“青”に興味があります。色は慣習と結びついて発展してきているし、歴史的にみていくと面白いのではないかな。ただこの本では広く浅くて物足りなさを感じてしまいます。色に関して読んでいたら、前に森美術館の企画展“colors展”(服の色の歴史)が面白かったことを思い出しました。ターコイズブルーが流行ることができるのも染色技術の向上のおかげなんだろうなぁ。色のについてはもっと調べてみたいです。
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