「鬼と魔」で読む日本古代史 の商品レビュー
祖霊信仰が普及しつつも、失われることなく連綿と受け継がれてきた縄文的「魔の信仰」。 曖昧な鬼の定義、親しみと恐れをこめて呼ばれるものの正体とは。 シャーマニズム・アミニズム・山岳信仰・聖石信仰・密教 5つの魔の定義を基に考察 なまはげの起源や種類については、実に興味深い。 神...
祖霊信仰が普及しつつも、失われることなく連綿と受け継がれてきた縄文的「魔の信仰」。 曖昧な鬼の定義、親しみと恐れをこめて呼ばれるものの正体とは。 シャーマニズム・アミニズム・山岳信仰・聖石信仰・密教 5つの魔の定義を基に考察 なまはげの起源や種類については、実に興味深い。 神話のほか、妖怪や怪談に及ぶのもなかなか。 陰陽五行思想や風水結界都市、祇園祭などにも触れる。 がしかし、神秘主義思想カバラと切り離している感は否めない。 序文で、「キックの鬼」沢村忠を挙げているところは絶妙。
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新たな視点で日本古代史を見る為の導入としてはさほど悪くない。ただし、著者の主張といったような物はあまり含まれない。
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