リーガル・エリートたちの挑戦 の商品レビュー
プロフェッショナルになる道のりはすごい努力と競争をクリアーしなければならないようだ。現在のアメリカロースクール事情。文章も論理的でわかりやすい。さすが競争を勝ち抜いてきた著者というところ。 九州大学:すず
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米国トップ層が集まる有名ローの過酷な生活を扱った珍しい本なのだけど、著者の超絶な経歴も相まって現実感がほとんどない話になっている。
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コロンビアのJDでローレビュー編集委員まで務めるという、日本人では稀有な体験記である。 読み進めるほどに、自分がいかに怠惰であるかを思い知り、米国への憧れが募る。 自省のためにも手元に置き、繰り返し読みたい。
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アメリカのリーガルエリートって、世界で一番頭良い人達でしょ。 そんな彼らが、競争社会で勝ち抜くために、こんなに必死で努力しているのか、と正直驚いた。 (個人的に、法律が興味ある分野でなかったが)法律関係を目指す人は必読なのでは。
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傑作。 現在、この著者は、自分の名を冠する法律事務所を開いた模様。 本の内容としては、日本生まれ日本育ちのフリーマン氏が、証券会社退職後、司法試験に合格し、さらに、アメリカのロースクールのJ.Dコース卒業を目指すという話。 文がユーモアに記述されていて、人から反感を買わな...
傑作。 現在、この著者は、自分の名を冠する法律事務所を開いた模様。 本の内容としては、日本生まれ日本育ちのフリーマン氏が、証券会社退職後、司法試験に合格し、さらに、アメリカのロースクールのJ.Dコース卒業を目指すという話。 文がユーモアに記述されていて、人から反感を買わない文章の見本。 著者の猛勉強ぶりに圧巻する。
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ブックレビューは基本サイドバーにあるブクログのほうにしか書かないのですが、これはなかなかいい本だったので。ロースクールに進む方或いは志望されている方には是非お勧めしたい一冊です。著者は東大法学部卒→GS就職→やめて司法試験受験→日本で弁護士→コロンビア大ロースクール(三年制・J....
ブックレビューは基本サイドバーにあるブクログのほうにしか書かないのですが、これはなかなかいい本だったので。ロースクールに進む方或いは志望されている方には是非お勧めしたい一冊です。著者は東大法学部卒→GS就職→やめて司法試験受験→日本で弁護士→コロンビア大ロースクール(三年制・J.D.)→アメリカで弁護士というなかなかすさまじい経歴。内容は、著者のコロンビア大留学前から、卒業までの日々の暮らしを描写しつつ、アメリカのロースクール制度や法曹制度などにも触れているといったところ。ある意味(経歴的にはともかく)普通の感覚の人が、ある程度第三者的な視点から書いたといえるように思えました。一部著者の主観が強く現れるところもありますが、大変努力をなさったという原体験を描いている割にはクールな叙述になっています。 アメリカ法曹界のトップたらんという学生たちの並々ならぬ努力量をはじめとする生活や彼らの精神構造の描写が一番面白かったのですが、日本におけるロースクール生(+その予備軍)と比較して読むといっそう面白くなります。また、当時のアメリカロースクールの現状を知ると、日本の制度がアメリカのそれの完全なる模倣であること、或いは予備校とロースクールの棲み分けが生じたり、大学によって違うスタイルをもって評価を上げようとしている(予備校化するとこなど)といった、今の日本の制度における展開とまったく同じことがすでに十年位前のアメリカでは起きていたことなどが分かります。 ちなみに自分はアンチ予備校(笑)ですが、それを無理やり弊害とみなし、ロースクール制度を持って大学側がつぶそうとすることには反対です。自分たちの教育がすばらしいと大学側が思う(もちろん自分も基本的にはそれに賛同するのですが)のだったら、それをもって予備校と正面きって戦って勝つか、或いは方向性を変えて違うよさがあるのだとPRしていくのが本当でしょう。ほとんどの学生にとって(もちろん自分にとっても)、予備校教材・システムの方が受験対策という意味では使いやすいのですから。そこを上から目線で、将来的に役に立たないから、という主張(ただし自分はこれに賛成)を押し付けるのは説得力に欠けており、今時の学生には受け入れられないでしょう。
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