ラーラはただのデブ の商品レビュー
美しいと幸せなのか、太っていたら不幸なのか・・・考えさせられました。 ラーラを取り巻く家族の問題も絡んでいて意外に奥が深く、おもしろかった!
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章の名前の付け方に惚れて買ってしまった。 「53キロの章」から始まって、それが58キロ、71キロ、81キロ…と増えていく一方。どこまで行くのか気になってしょうがなかったんである。 んで内容は、主人公の太る理由が摂食障害じゃないのが珍しくて良いなあと思った。この物語のヒロインは、た...
章の名前の付け方に惚れて買ってしまった。 「53キロの章」から始まって、それが58キロ、71キロ、81キロ…と増えていく一方。どこまで行くのか気になってしょうがなかったんである。 んで内容は、主人公の太る理由が摂食障害じゃないのが珍しくて良いなあと思った。この物語のヒロインは、たとえ何も食べなくても太ってしまう奇病にかかってしまったという設定。純粋なデブストーリー。 太るのは自己管理がなっていないからだと考えて、太っている人を哀れんだり見下す心を合理化している場合に、つい先日まで哀れむ側にいた自分が、自己管理を完璧にしても太ってしまう理不尽な病気に突然かかってしまったとしたらどのようにそれを受け入れるか? 周囲の対応の変わり方やラーラの内面描写に読み応えがあった。 家族の問題のせいとかで太るわけじゃないのに、太ることが結果として、隠れていた家族の問題を明るみに出すこととなる。美人だったのに夫に浮気されてしまったラーラの母親の描写は悲しいっす。 一番心にヒットしたのは、ラーラが家庭の事情で転校しないといけないとなったときに、「ここにいれば学園祭のクイーンになったことのあるデブだけど、転校したらただのデブよ!」みたいなことを思うとこ。
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