白川静 文字講話(2) の商品レビュー
白川静 「 文字講和 2/4 」 古代文字を通して、日本の原宗教、神、国家、戦争を論じた講演。 著者は 古代文字から 東洋の精神や東洋の節度ある世界 を見出し、日本が東方君子の国であった姿を取り戻してほしいとしている。 額田王の三輪山信仰の訣別に 自分の存在根拠が失われる...
白川静 「 文字講和 2/4 」 古代文字を通して、日本の原宗教、神、国家、戦争を論じた講演。 著者は 古代文字から 東洋の精神や東洋の節度ある世界 を見出し、日本が東方君子の国であった姿を取り戻してほしいとしている。 額田王の三輪山信仰の訣別に 自分の存在根拠が失われるほどの気持ちと解釈し、初期万葉のすべては呪歌であり、写実性を否定した「初期万葉論」は 興味深い 祭祀についての論考は 凄い *「まつり」は「待つ」の再活用語とされる。神の顕ち現れるのを待って「まつり」「まつろふ」のである *本来は祭りを意味する「史」という字が、祭りの記録や語部の伝承を通じて、歴史の意味に変化した
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