1,800円以上の注文で送料無料

白川静 文字講話(2) の商品レビュー

4

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2021/12/07

白川静 「 文字講和 2/4 」 古代文字を通して、日本の原宗教、神、国家、戦争を論じた講演。 著者は 古代文字から 東洋の精神や東洋の節度ある世界 を見出し、日本が東方君子の国であった姿を取り戻してほしいとしている。 額田王の三輪山信仰の訣別に 自分の存在根拠が失われる...

白川静 「 文字講和 2/4 」 古代文字を通して、日本の原宗教、神、国家、戦争を論じた講演。 著者は 古代文字から 東洋の精神や東洋の節度ある世界 を見出し、日本が東方君子の国であった姿を取り戻してほしいとしている。 額田王の三輪山信仰の訣別に 自分の存在根拠が失われるほどの気持ちと解釈し、初期万葉のすべては呪歌であり、写実性を否定した「初期万葉論」は 興味深い 祭祀についての論考は 凄い *「まつり」は「待つ」の再活用語とされる。神の顕ち現れるのを待って「まつり」「まつろふ」のである *本来は祭りを意味する「史」という字が、祭りの記録や語部の伝承を通じて、歴史の意味に変化した

Posted byブクログ