憎しみの孤島から(上) の商品レビュー

サンドラ・ブラウン(著者),法村里絵(訳者)

ヒロインは出版社副社…

[文庫ＯＦＦ]

ヒロインは出版社副社長マリス。ある日送られてきた小説の原稿「ENVY]に惹かれるが、序章しかない。作者の名前もPMEとしか記されていない。なんとか作者の住所を割り出し、島へむかうがそこには・・・。PMEが書く小説が作中にも効果的に使われています。少しずつ進んでいくその小説こそ、事件を解く鍵となることに、まだマリスは気づいていない・・・。

冒頭はある別の小説の…

[文庫ＯＦＦ]

冒頭はある別の小説の一章から始まります。その後も、ところどころにその小説の抜粋が挿入されています。その小説には重大な意図が隠されていて……。ちょっと技ありな構成になっています。

マリスはNYの出版社…

[文庫ＯＦＦ]

マリスはNYの出版社の副社長。ある日投票の山から1冊の本を・・・

2015/04/23

読み始めたら一気に引き込まれるロマンスサスペンスです。
ただ、ハーレクインのような切ない甘さは控えめ。
不倫要素が入るので、きっちりした男女関係をお求めの方には向かない作品。
サスペンスといっても、連続殺人鬼という話ではなく、親友だった男達の憎悪と心の闇に主題を置いている。
ラブ目当てならオススメできないが、作品としてはとてもおもしろかった。

http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4424.html

2009/10/04

マリスはNYの出版社の副社長。だが元編集者の彼女は本を作りたくてたまらない。ある日、投稿の山から〈嫉妬〉と題された小説を見つけてたちまち虜に。でも原稿はなぜか序章だけ。著者名もP.M.E.としか書かれていない。詳しい住所もわからない。しかし彼女は彼の住む島を割り出して会いに行く。波止場に佇む古びた酒場。ビリヤード台の横に座る作家の姿を見たマリスは愕然とする。