淳之介さんのこと の商品レビュー
吉行淳之介は大もてな…
吉行淳之介は大もてなので色んな女性が回想録を出しているけど、宮城さんのは自身の優しさがにじんでいて、素直に涙を流せる切ない回想録でした。
文庫OFF
1927年生まれ宮城まり子 著「淳之介さんのこと」(2001年刊行、2003年文庫化)をささっと読みました。二人のラブストーリーのように描かれています。宮城まり子さんは愛人であり事実上の伴侶と言われてはいますが、本妻の文枝さん、そして愛人の大塚英子、高山勝美諸氏ら、いろんな女性が...
1927年生まれ宮城まり子 著「淳之介さんのこと」(2001年刊行、2003年文庫化)をささっと読みました。二人のラブストーリーのように描かれています。宮城まり子さんは愛人であり事実上の伴侶と言われてはいますが、本妻の文枝さん、そして愛人の大塚英子、高山勝美諸氏ら、いろんな女性がそれぞれの思いを本で吐露してるみたいですね。みんな捨てられた女性という気がしないでもなく、まさに吉行淳之介が不誠実そのものに思えます。でも、まあ人それぞれですよねw。本妻の文枝さんが淡々とした記述で、それがかえって誠実に映ります。
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だいすきな気持ちがいっぱいの本。 自分の「すき」を他人から否定されたり、自信が持てなくなったりしたときには、この本が力強く寄り添ってくれるだろう。
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女優で養護施設「ねむの木学園」を設立した宮城まり子が、入籍はしなかったものの、人生の伴侶として寄り添った作家吉行淳之介について書いたエッセイ。実は宮城まり子の女優としての功績も、作家の吉行淳之介の作品に関しても、殆ど知らなかったので、この本を読む資格もなかったかもしれないが、これ...
女優で養護施設「ねむの木学園」を設立した宮城まり子が、入籍はしなかったものの、人生の伴侶として寄り添った作家吉行淳之介について書いたエッセイ。実は宮城まり子の女優としての功績も、作家の吉行淳之介の作品に関しても、殆ど知らなかったので、この本を読む資格もなかったかもしれないが、これを読んで、逆に興味をもった。【2007年2月21日読了】
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ねむの木学園代表の、宮城まり子さんの著書。思ったことをそのまま書き留めたかのような独特な文体は、たぶんご本人を見たら好きになれるのかもしれないし愛着も湧くのかもしれないが、文章を読んでいるだけでは部分的に伝わりにくいところもあった。明るくやさしい人だからこそ、ここまでふたりの仲が...
ねむの木学園代表の、宮城まり子さんの著書。思ったことをそのまま書き留めたかのような独特な文体は、たぶんご本人を見たら好きになれるのかもしれないし愛着も湧くのかもしれないが、文章を読んでいるだけでは部分的に伝わりにくいところもあった。明るくやさしい人だからこそ、ここまでふたりの仲が続いたのだろうけど、無邪気さを装ったなかに、女の持ついやらしさが垣間見えたような気がする。
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