アルゼ王国の闇 の商品レビュー

松岡利康(著者)

2014/03/05

古本屋で \100 - にて購入。マーケットの実情を知っておこうと思って読んでみた。
SNKプレイモアとの訴訟など、法的なところを中心に取材されている。パチスロという遊技機に於いて、権利のやりとりは相当ブラックな感じで展開しているのだな、という印象を受けました。ユニバ～アルゼがマーケットシェア的に完全に覇権を取っていた時代を知っているわたしとしては、その後のトレンドがサミー→大都技研に移り、5号機という冬の時代を迎えた現状に於いて、サンダー・花火・アレックスなど復刻機にばかり固執するアルゼには不満を感じています。
現在のアルゼの営業は、ホールに対してリサイクル・レンタル制度を採っていたりして主にコスト面での対策を行っているらしいですが、ユーザ視点で重要なのはやはりコンテンツでしょう。アルゼは過去の栄光を捨てて、オリジナリティ溢れる機体をリリースすればいいのに。