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J.M.クッツェー(著者),くぼたのぞみ(訳者)
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繊細な少年時代を描く自伝だが、主人公は「その子」。人種問題、気候、宗教、言語が、多感な南アの白人少年の描写や考え方の中に埋めこまれていて、砂浜から顔を出すガラスの切先みたい。鋭く、危なっかしく、それでいて確固としていて、昏い。
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階級的にも経済的にも宗教的にも あらゆる場面で 上から下からの目には見えない ラインが引かれ その閉塞感のなかで 自我に目覚めていく 少年のやり場のない 想いが じんわり迫ってきます