FOUR PAST MIDNIGHT(2) の商品レビュー
「恐怖の四季」に続く…
「恐怖の四季」に続く中編集の後半部。借りた本をちゃんと返さないと現れる「図書館警察」と、不思議なカメラを描く「サン・ドッグ」を収録。
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子供のころに、いいき…
子供のころに、いいきかされた言葉。悪い子にしてると、鬼が来るとか、なんとか。意外といつまでも覚えているものだ。意外と、いつまでも、忘れられないものだ…
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冷静に考えると笑える…
冷静に考えると笑える設定なのですが、なぜか怖い。これがキングの筆力か!
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キングの作品はいつも…
キングの作品はいつも、よく考えたら怖い設定ではないと思うんだけどなぜかホラーを感じてしまう、この作品もそう、図書館の本を返さない人に図書館警察が迫ってくるんだけど、何が怖いのか分からないけど怖い
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「図書館警察」にかんして、もっとファンタジーな本で、ホラーを交えつつもっと明るい作品かと思っていたが、想像とは違ったストーリーで、クリーチャーが出てきて戦って、ダークだけどファンタジーで、なじめないストーリー展開で自分にははまらなかった。「IT」に雰囲気近いかも 「サン・ドッグ」は途中で飽きて読むのやめた。カメラに謎の位階の犬が映り込んで、どうなるのって内容だが、短編にしてまとめてくれてたら楽しめた内容だと思う。
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図書館警察 吸血鬼とアルコール中毒がテーマになっています。同じテーマのドクタースリープがアメコミ原作アクション映画風であるのに対して、図書館司書の正体を暴いていくミステリーとなっています。 アルコール中毒者ダーティデイブの話から司書の正体が吸血鬼であると突き詰めていく過程はもの...
図書館警察 吸血鬼とアルコール中毒がテーマになっています。同じテーマのドクタースリープがアメコミ原作アクション映画風であるのに対して、図書館司書の正体を暴いていくミステリーとなっています。 アルコール中毒者ダーティデイブの話から司書の正体が吸血鬼であると突き詰めていく過程はものすごくおもしろいのですが、そのほかにも急な依頼の講演会が大成功するところやデイブが友人の息子に送ったカンザスシティロイヤルズ選手の似顔絵とサイン入りボールをプレゼントするエピソードはそれだけで短編小説になるぐらいたのしいです。 アメリカでは一般的であろう本2冊「講演者必携」と「アメリカ愛読詩集」やリコリスというお菓子が重要なアイテムとなっているところがキングらしさ満載でした。 サンドック もうひとつの世界とつながっているポラロイドカメラをプレゼントされた少年の成長物語です。十分おもしろい小説ですが、もっと長編にしてポップのぼったくり商売旅行と少年の成長過程をじっくり読んでみたいと思いました。
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図書館警察 図書館に本を返さないと図書館警察が来る。怖い司書、イカれた図書室児童書コーナー、大人が子供時代のトラウマに立ち向かう、IT系のホラー小説。 サンドッグ 誕生日に買ってもらったポロライドカメラは、撮るたびに犬の写真が映る不思議なカメラ。それも、その犬は少しずつ動いてい...
図書館警察 図書館に本を返さないと図書館警察が来る。怖い司書、イカれた図書室児童書コーナー、大人が子供時代のトラウマに立ち向かう、IT系のホラー小説。 サンドッグ 誕生日に買ってもらったポロライドカメラは、撮るたびに犬の写真が映る不思議なカメラ。それも、その犬は少しずつ動いていて… 少年と老人と父親、カメラがやばすぎて、ドキドキするシーンがたくさんある。あっという間に読み終わった。
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※このレビューにはネタバレを含みます
表面的なホラーストーリーと共にその底流でストーリーと共に展開される人間の奥底の心の闇を繊細に描いた物語。 単純に図書館の図書貸出を取り締る、権力に対抵抗する良識ある市民という構図を想像するとすればそれは明らかに違う。社会性を問う物語ではなく、人間の心の闇の深さを「図書館警察」というこの闇が作り出すフィクション―本人にとってはリアリティであるが―と当人の心の葛藤を描いたもので多かれ少なかれ読み手自身誰もが思いあたる心の弱さである。 講演スピーチのため本を図書館で借りたサム。そのサムの自宅に不要物を回収するデイヴ。2人の心の葛藤を解放するものは「勇気」と「希望」。この心の闇に差し込む光こそが彼らを解放する。鬱蒼とした表面上のスト―リ―とは裏腹に心の動きの構造や対立軸は分りやすい。 ただ気になるのは、その正体は妖怪を彷彿させるア―デリアは、人間の心の闇が作り出したフィクションではなく、間違いなく人の心の奥底にある腹黒い何かなのである。それは人間の本質的な「性悪」。そうだとすると、人の心の弱さが作り出すフィクションという単純なものではなく、不可避的な人間の性悪をどうつきあっていくのか。そんなことを読み手に問う物語である。表面的な妖怪退治の物語と読み取るのであれば、それは浅い読み方なのではないか。 余談だが、もう一人重要な脇役のナオミ。彼女だけがその心に持つ闇の背景が明らかにされないのは気になるところ。同じくホラーストーリーとしての「サンド・ドッグ」も収録。図書館警察をこのように解釈すると、サンド・ドッグのストーリーの底流にある心の動き、心そのものは何なのか。考えながら読み進めると面白いかもしれない。
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タイトルの「図書館警察」と「サン・ドッグ」の2編。 図書館警察は正体が分かっちゃうともう…ね(笑。 そんなに怖くなくなっちゃう。 ニードフル・シングスを読む前に読むのをお勧め。
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※このレビューにはネタバレを含みます
「図書館警察」という設定や、過去の図書館に迷い込み、今は存在しない司書に会ってしまうという序盤の展開はおもしろい。 でも、途中から段々B級映画臭がしてくる。未知の生物と戦って、美女と吊り橋効果で恋に落ち、悲しい犠牲を出しながらも敵を仕留めて、2人で抱き合うラストシーン。アメリカ映画によくある感じ。 メインのストーリーだけ見ると、あえて図書館を舞台にしなくても書けそう…と思ってしまった。
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