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いい「家」をつくりたい の商品レビュー

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2010/02/18

ブックレビュー社 30年に及ぶ建築家・室伏次郎の住宅論。施主の話を交えて都市住宅のあるべき姿を提示する 都市に住む人は,自己を覚醒させるために,強く意識を内面に向かわせる場が必要だ。筆者は,空間を規定する「壁」の存在を重視すべきだと言う。逆に,住む人の都市に対する姿勢は,空...

ブックレビュー社 30年に及ぶ建築家・室伏次郎の住宅論。施主の話を交えて都市住宅のあるべき姿を提示する 都市に住む人は,自己を覚醒させるために,強く意識を内面に向かわせる場が必要だ。筆者は,空間を規定する「壁」の存在を重視すべきだと言う。逆に,住む人の都市に対する姿勢は,空間を強く規定する「壁」に穴を開けることで,明確に打ち出すことができると主張する。筆者は,30年に及ぶ住宅設計で常にそのことを念頭に置き仕事を続けてきた。 第一部は,筆者が設計を手がけた住宅について施主の居住後の感想,および筆者自身のコンセプト説明で構成する。第二部では,筆者と識者との住宅観についての対談,第三部で筆者の仕事を見続けてきた住宅雑誌編集者の客観的な評価を加えている。筆者は「壁」を使った住宅設計のポイントに4つの空間要素の存在をあげる。すなわち,光を導入した地下,囲われた地上,浮遊する空中,そして天とのみ結ばれる空間である。 筆者の長年の経験に基づく実例を挙げて,閉塞した都市住居の在り方に一石を投じる。 (ブックレビュー社)(Copyright©2000 ブックレビュー社.All rights reserved.) 内容(「BOOK」データベースより) 建築家と施主の「ものがたり」。 目次 1 建築家と施主のものがたり(大和町の家 北烏山の家 熱海のアトリエ住居 成城の家2 スタジオK) 2 住まいの対談(風呂場に住みたい(山本容子) 子ども部屋は子ども部屋でいいのか(佐藤学) 隠れ家願望からは快適空間は生まれない(中原洋)) 3 建築家は何を考えているか(『埋め込まれた建築』校註 部屋・部屋と部屋・建築 ものともの・建築と生活) 4 住宅作品30年史

Posted byブクログ