パワー・オフ の商品レビュー
やっぱり井上夢人さんは筆力がある。 序盤20ページほどで既に物語に引きずり込まれ、そこからはノンストップで、スピード感が半端ない。 小刻みな視点の変化が中弛みを防いでいるのかもしれない。 内容はミステリーとしては面白いわけではないが、それは井上さん自身が"元岡嶋二人&...
やっぱり井上夢人さんは筆力がある。 序盤20ページほどで既に物語に引きずり込まれ、そこからはノンストップで、スピード感が半端ない。 小刻みな視点の変化が中弛みを防いでいるのかもしれない。 内容はミステリーとしては面白いわけではないが、それは井上さん自身が"元岡嶋二人"の看板を下ろしたかったそうなので当然と言うこともでき、これはミステリーではなくSF要素が入ったサスペンスと呼ぶべきだろう。 機械オンチで人工生命など聞いたこともなかったが、それでも十分楽しめた。 例などを用いて分かりやすく説明してくれるのがありがたい。
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90年代に書かれたものとしては出色の出来。 今まさにALはリアルに存在している。 そのスピード感は凄い。 ただし、ストーリーにもうひとひねりあれば良かった。
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この手の最新技術者はすぐに陳腐化するけど、この作品は10年以上前なのに今でも十分通用する。専門的な記述も正確(僕がわかっている範囲では)。面白い。
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おもしろかった コンピューターウィルスが生物になる?ような話しで、フロッピーディスクやパソコン通信など、ちょっと時代背景は古いが、今の時代に置き換えても十分通用すると思う。 今後、そんなウィルスが出てくるんじゃないかと思えた。 ウィルスがアプリを改良するという発想は新鮮だった...
おもしろかった コンピューターウィルスが生物になる?ような話しで、フロッピーディスクやパソコン通信など、ちょっと時代背景は古いが、今の時代に置き換えても十分通用すると思う。 今後、そんなウィルスが出てくるんじゃないかと思えた。 ウィルスがアプリを改良するという発想は新鮮だった。
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生命体として繁殖し次世代を産み進化するプログラム、ってこれだけ書くと夢があるけれど、ちょっと間違えるとこんなに怖いことになるのか、と……。井上節炸裂。
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日本版の「未来二つの顔」というところでしょうか。人工生命体については今はまだまだ進化している、イヤ進歩しているだろうから、今から描くとまた違った話になりそうだけど、知らないだけでどこかにいるような気がしないでもない。で、人工生命体だと思ったら、ダダー(天冥の標)だったりして。
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サイバテロな話 1994年掲載の作品 だけに 古臭い感じもする が 20年近く経ち ITの 進化、普及が著しく変化 した今でも 結局、まー 根っこはそんな変わんねーな、と。 むしろ 脅威は増したのかも。 システム プラグラム と 命 進化 智之さんのおかげで くど...
サイバテロな話 1994年掲載の作品 だけに 古臭い感じもする が 20年近く経ち ITの 進化、普及が著しく変化 した今でも 結局、まー 根っこはそんな変わんねーな、と。 むしろ 脅威は増したのかも。 システム プラグラム と 命 進化 智之さんのおかげで くどいほど 教えてもらえる。 で さーこれから と 思ったあたりは 残ページ数わずか地点。 そっからラストまでは スカされっぱなし。 伏線かと思えるエピも人物も ほったらかしで なんだか急にほのぼのと終息。 ある意味、予想通りというか またこれかよ的に 放り出されてしまう。 読後はまたもや えーーーーっ だ。コンチキショウ。 ★★★☆☆ お後はご自由にどうぞ
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コンピュータ・ウイルスの話。突然変異型とか人口生命とかって、かなり怖い。 コンピュータが理解できる人にはおもしろいと思う。
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約十五年前のコンピュータ事情はもちろん、今でもそっち方面にはかなり疎い私ですが、それでもサクサク読めました。もしかすると、書かれている内容と私が想像しているものには、大きな隔たりがあるのかも知れませんが、それはそれ、楽しめたので勝手に良しとします。ただ、刊行当時に読むのと、いま読...
約十五年前のコンピュータ事情はもちろん、今でもそっち方面にはかなり疎い私ですが、それでもサクサク読めました。もしかすると、書かれている内容と私が想像しているものには、大きな隔たりがあるのかも知れませんが、それはそれ、楽しめたので勝手に良しとします。ただ、刊行当時に読むのと、いま読むのとでは、感想が全く違ってくることは確かだと思います。
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