水辺のゆりかご の商品レビュー
作者自身の過去を埋め…
作者自身の過去を埋めるために書かれた、自伝。衝撃的な過去が淡々と、そしてストレートに綴られています。柳さんの文章には、人を惹きつける何かがある。
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柳美里さんの自伝です…
柳美里さんの自伝です。いろいろ辛い事を乗り越えていった姿に感動しました。
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作者の過去から栄光を…
作者の過去から栄光をつかむまでの物語。少しナルシスト気味で好き嫌いが分かれると思います。
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昭和43年夏至の早朝…
昭和43年夏至の早朝、在日韓国人夫婦の間に一人の女の子が生まれた。柳美里さんの過去がありありと見えてくるような小説。
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本人の自伝的一冊。家…
本人の自伝的一冊。家族のルーツ、両親の不仲、家庭内暴力、苛烈をきわめた学校でのいじめ、そして自殺未遂…。淡々とした描写なのですが内容が内容なのでやっぱり辛いですね。
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作家・柳美里を創ってきたモノの一端を知る一冊です。
壮絶、という一言で片付けてしまうことができない位に激しい、著者の半生を元に綴られた物語。どこまでが事実でどこからが創作なのかは曖昧なままですが、作家・柳美里を創ってきたモノの一端を知る一冊です。
zxc
20220317 自身の生い立ちが鮮明に描かれていて、正直驚きの連続だった。いろんな人生があるんだな、としみじみ。 隠したいと思っていることも、案外素直に語るってことで自分のことをもっと理解してもらうために大切なのかも。そして、この先必要になってくることなんだろうな。 在...
20220317 自身の生い立ちが鮮明に描かれていて、正直驚きの連続だった。いろんな人生があるんだな、としみじみ。 隠したいと思っていることも、案外素直に語るってことで自分のことをもっと理解してもらうために大切なのかも。そして、この先必要になってくることなんだろうな。 在日朝鮮人と言っても、いろんなルーツ、バックグラウンドをもった方々がいて、一括りにすることはできないということを改めて感じた。在日の子供たちのアイデンティティって、ほんとに些細なことで軸がブレかねないし、しっかりケアしていく必要があるなと思った。当事者の気持ちを全て理解することは難しいけれど、少なくともエンパシーを持って接することはできるよね。
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しっかり明確に物事をみてる賢い文章です。でもやはり実名に近いものを出すのはあまりよくない気がします。その人たちも生きてるのですから。
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彼女はまさに同年代なのだが、あまりにも濃く詰まった人生で、何ともやるせない。だからこそ、多くの傑作を発表できたのだろうし、作家としては、与えられたものは多いんだろう。彼女に見つめられたら、私の薄っぺらさを見透かされそうで怖い。でも、心安らぐことはあるんだろうか。闘わずに生きて欲し...
彼女はまさに同年代なのだが、あまりにも濃く詰まった人生で、何ともやるせない。だからこそ、多くの傑作を発表できたのだろうし、作家としては、与えられたものは多いんだろう。彼女に見つめられたら、私の薄っぺらさを見透かされそうで怖い。でも、心安らぐことはあるんだろうか。闘わずに生きて欲しい、破綻せずに、と思ったりもする。
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柳美里、著。在日韓国人として生まれた著者の自伝的小説。幼少時代から大人になるまでの彼女の生活が語られる。 壮絶と言うべきか、数奇と言うのべきか。いや、在日という環境を踏まえ、複雑というべきだろう。しかし話自体は思ったよりも在日の感傷に頼っているわけではなく、あくまで一日本人、...
柳美里、著。在日韓国人として生まれた著者の自伝的小説。幼少時代から大人になるまでの彼女の生活が語られる。 壮絶と言うべきか、数奇と言うのべきか。いや、在日という環境を踏まえ、複雑というべきだろう。しかし話自体は思ったよりも在日の感傷に頼っているわけではなく、あくまで一日本人、一女の子としての陰鬱な生活をあっさりとした文体で淡々と語っている。だから自殺の場面も迫力には欠けるが、「無駄に感傷的にならない」ということならこういう描写もありなのだろう。 ただ、これは近年の日本の私小説全般に言えることだと思うが、特異な題材であれ日常的な題材であれ、特別変わった視点をとるわけでもなく淡々と物事を描写する意味はあるのだろうか。私はいつもこういった小説に、文章の上手いロボットが作った無言のシナリオ、といった印象を受けるのだ。
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