エリック・カールの動物さんぽ の商品レビュー
動物をモチーフに、自身の幼少期の家族の話や、現在の短い話が19編入っている。 アメリカ生まれでドイツ育ちというカールさんの生い立ちの訳がよくわかった。 両親や祖父母の愛情をたっぷり受けて育ったカールさんだが、戦争が生い立ちに暗い影を落としている。 「猫とミミズク」ミミズクって恐ろ...
動物をモチーフに、自身の幼少期の家族の話や、現在の短い話が19編入っている。 アメリカ生まれでドイツ育ちというカールさんの生い立ちの訳がよくわかった。 両親や祖父母の愛情をたっぷり受けて育ったカールさんだが、戦争が生い立ちに暗い影を落としている。 「猫とミミズク」ミミズクって恐ろしい! 猫の悲鳴が闇の中をどんどん遠ざかっていくのが怖すぎる。
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エリックカールが幼少期から近年に至るまでに出会った生き物エピソードのエッセイ。風景や環境、関係性などの描写が少し長く感じるのと「あり達」でなく「ありども」と訳したとこが気になったけど、動物の小さなエピソードは面白かった。こうして自然や生き物と身近に接して来た感性が、作品に反映され...
エリックカールが幼少期から近年に至るまでに出会った生き物エピソードのエッセイ。風景や環境、関係性などの描写が少し長く感じるのと「あり達」でなく「ありども」と訳したとこが気になったけど、動物の小さなエピソードは面白かった。こうして自然や生き物と身近に接して来た感性が、作品に反映されてるんだなぁって。 その「ありども」の巣の話も興味深かったので自分でも調べてみたくなったり、酔っ払いのクマを見守る暮らしや、連れと散歩中にカメに会う暮らしもいいなぁと憧れちゃう。 私が不自然な動物園に通うだけでは得られない物語があった。
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