由美かおるの「ダイエット呼吸法」 の商品レビュー

由美かおる(著者)

2011/09/21

「水戸黄門」は今も放映中のはずですけれど、ずいぶんご無沙汰してご免なさい。おそらく相変わらず由美かおるの入浴シーンは番組の目玉として君臨していることでしょうね。

かつて太秦のロケに押しかけて、出たばかりのこの本にサインをおねだりした私に快く応じて下さった彼女も、もう57歳。とてもそうは見えない秘密が、この本に書かれています。

ダイエットのみならず、美しさを保つことや長命のためのすべては、呼吸法にあるのだと説かれます。

このことは他でも主張・実践されています。唐突かも知れませんが、私が注目し続けている保守反動の怪物=本当は戦犯で死刑になっていなければならなかった元首相の中曽根康弘も毎日小一時間を宇宙との対話と称して深い呼吸を実行し続けて89歳の今もめちゃめちゃ元気ですし、ハウツー物をマシンガンのように連発している斉藤孝も本格的な研究として身体感覚という文脈の中で重要視しています。

太極拳や八段錦や気功を小学生の頃から日常生活の一部として行って来ている私にとっては、どれもこれも納得のいくことばかりですが、本当に意識して又は無意識の境地で深い呼吸を維持することは、どんなに・いかに困難なことか身に沁みて思い知らされています。