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エクソシスト の商品レビュー

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11件のお客様レビュー

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私はこれを読むまで、…

私はこれを読むまで、こどものころ映画で見た「エクソシスト」しか知らなかったので、原作があることも知らず、あっても昔の小説なんだから自主規制しちゃっててたいしたことないだろう、映画の脚本家があれだけの数々のショッキングシーンを考えたんだろうと思っていました。みなさま、無知で申し訳あ...

私はこれを読むまで、こどものころ映画で見た「エクソシスト」しか知らなかったので、原作があることも知らず、あっても昔の小説なんだから自主規制しちゃっててたいしたことないだろう、映画の脚本家があれだけの数々のショッキングシーンを考えたんだろうと思っていました。みなさま、無知で申し訳ありません。原作を読んだ時、映画以上の超グロショッキングなシーンが、これでもかっ!! と描写してあって、本気で「こんなこと考えつける作家っていったい・・・」とマジで作者を尊敬しました。よくこれで検閲ひっかからず、本発売できましたね、

文庫OFF

映画とはまた違った人…

映画とはまた違った人物の描写など、細かい部分が読めるのでいい。

文庫OFF

2024/09/10

知性によって悪魔に対抗しようとしながらも、まったく歯が立たないカラス。彼が精神医学や倫理学の観点から物事を解明しようとする手つきはSFのそれだが、打ちのめされることによって、オカルトを認め、悪魔の存在を認識し、悪魔と対峙する術を得る。というのはホラーがホラーとしての力を得る瞬間で...

知性によって悪魔に対抗しようとしながらも、まったく歯が立たないカラス。彼が精神医学や倫理学の観点から物事を解明しようとする手つきはSFのそれだが、打ちのめされることによって、オカルトを認め、悪魔の存在を認識し、悪魔と対峙する術を得る。というのはホラーがホラーとしての力を得る瞬間でもあって強いカタルシスを覚えた。 つまり悪魔を認識するということは、翻って神への信仰ともなるのだろう。クリスが言うように、「悪魔は昔から、神様のコマーシャル」なのだから。 論理や知識だけでは救われない魂があるということ。理性を捨て去った状態で救える魂があるということ。そして生まれる寛容の心。 『エクソシスト』はそのような信仰と寛容の物語だった。神の姿が見えず、絶望の淵にある現代人が、果たしてどのように信仰を持ち続け、他者を受け入れ、愛を与えられるかという、そんな。 映画版に比べ、登場人物の心理が緻密に描かれており、悪魔学と心理学の知識がペダントリー的に配置されているため、小説としても書物としても充実している。その分、似たような展開が繰り返され、もたもたとしているのは残念。が、メリンが登場したあたりからはキリスト教における「信仰」についての哲学的な対話がなされ、クライマックスにおいて悪を祓う"愛の貫き方"が炸裂する。 かなり好みの内容だった。映画版よりずっと「こうあってほしい」という祈りを感じて。

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2024/09/09

3よりの★4つです! 映画は観たことあるけど小説は初めてで、映像では表現されていないシーンの前後や思っていることなどが表現されていて面白い。 冒頭から悪魔の名前、悪魔憑きに対しての参考文献などなど興味深い事が沢山あり、他の書籍が気になる作品でした。

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2024/02/06

映画を見たら原作を読みましょう。 そしてもう一度映画を見ましょう。 映画と映画音楽にのめり込むきっかけになった作品です。

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2020/09/11

映画から入るのもよし、本書から読むのもよしな作品。 映画化により書き下ろされた本書ですが、事実も混じっているようです(解説により)。 キンダーマン警部補が刑事コロンボみたいになかなか本題に入らず、一瞬自分は何を読まされているのだろうかと疑う程に、彼の話は長いので挫けそうになりまし...

映画から入るのもよし、本書から読むのもよしな作品。 映画化により書き下ろされた本書ですが、事実も混じっているようです(解説により)。 キンダーマン警部補が刑事コロンボみたいになかなか本題に入らず、一瞬自分は何を読まされているのだろうかと疑う程に、彼の話は長いので挫けそうになりました。 悪魔祓いのところも、映画と微妙に違うので、映画を観た方でも十分新鮮で楽しめると思います。

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2015/12/22

説明する必要がないほど有名な映画、『エクソシスト』の原作。映画の方は大昔にTVで放映されていたのを見たっきりだが……。 女の子の鬼気迫る演技のインパクトが強かった映画とは違い、原作では母親を始めとする周りの人物の方が丁寧に描かれていると感じた。ただ、映画と同様、『怖いか?』と言わ...

説明する必要がないほど有名な映画、『エクソシスト』の原作。映画の方は大昔にTVで放映されていたのを見たっきりだが……。 女の子の鬼気迫る演技のインパクトが強かった映画とは違い、原作では母親を始めとする周りの人物の方が丁寧に描かれていると感じた。ただ、映画と同様、『怖いか?』と言われると……?

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2013/02/01

映画が有名になりすぎて原作はあまり知られていないが、なかなかどうして丁寧に作られた一冊だ。これを読むと映画はかなり忠実に原作をなぞっている事が判る。高い知性を感じさせるストーリーは、派手な脅しは無いものの、ゆっくりとしたペースで悪魔の実在を読む者の心のうちに刷り込んでくる。それが...

映画が有名になりすぎて原作はあまり知られていないが、なかなかどうして丁寧に作られた一冊だ。これを読むと映画はかなり忠実に原作をなぞっている事が判る。高い知性を感じさせるストーリーは、派手な脅しは無いものの、ゆっくりとしたペースで悪魔の実在を読む者の心のうちに刷り込んでくる。それがなんとも薄気味悪い。静かな秋の夜にでもゆっくりと読んでみたい極上のホラーだ。

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2012/04/14

有名な映画の原作本ですね。 映画はまだ見たことないので、今度レンタルしてみようかな。 なかなか面白かったですね。最後まで読んでも謎は謎のままだったりするところも多いですが。 少女リーガンの口から飛び出す、悪魔の台詞がイヤミったらしくてたまらんですね。緑の物質もショッキングで...

有名な映画の原作本ですね。 映画はまだ見たことないので、今度レンタルしてみようかな。 なかなか面白かったですね。最後まで読んでも謎は謎のままだったりするところも多いですが。 少女リーガンの口から飛び出す、悪魔の台詞がイヤミったらしくてたまらんですね。緑の物質もショッキングですが・・・

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2010/07/21

神父の、悪魔に憑かれた少女を救おうとする愛がテーマとなっている。実際に悪魔憑きの事例が過去何件か世界中で報告されており、映画『エミリー・ローズ』と同様、本作品も実話に基づいたものである。それでも、エクソシスト(悪魔祓い師)という言葉は1971年に本作が世に出るまでほとんど知られて...

神父の、悪魔に憑かれた少女を救おうとする愛がテーマとなっている。実際に悪魔憑きの事例が過去何件か世界中で報告されており、映画『エミリー・ローズ』と同様、本作品も実話に基づいたものである。それでも、エクソシスト(悪魔祓い師)という言葉は1971年に本作が世に出るまでほとんど知られていなかった。また本作はその後のモダン・ホラーの立役者ともなっている。解説から―作者のブラッティが、大学時代に目にした新聞記事。それは悪魔憑き事件の新聞記事であった。“これが事実であれば、やはり〈悪魔〉は存在するのではないか。だとすれば、それは、〈神〉の存在をも証明しているのではないか”という衝撃が20年を経て『エクソシスト』という作品に結実する。中略―世界や他社から目を逸らすことなく、意志的な愛をもって対峙すること―メリンとカラスの会話からは、『エクソシスト』に込められたテーゼが明確に浮かび上がってくる。

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