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「鬼平」の江戸 の商品レビュー

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2019/05/09

池波正太郎の小説『鬼平犯科帳』で知られる長谷川平蔵と、彼の生きた時代について、さまざまなエピソードを紹介している本です。 長谷川平蔵にかんする唯一の記録は、水野為長の日誌である『よしの冊子』であり、そこにえがかれている平蔵の姿は、世間の評判や町奉行との確執のなかで生きる、優秀な...

池波正太郎の小説『鬼平犯科帳』で知られる長谷川平蔵と、彼の生きた時代について、さまざまなエピソードを紹介している本です。 長谷川平蔵にかんする唯一の記録は、水野為長の日誌である『よしの冊子』であり、そこにえがかれている平蔵の姿は、世間の評判や町奉行との確執のなかで生きる、優秀な幕府の役人というべきものであるように思います。 ただし平蔵そのひとについての記録はあまり多くなく、あくまでタイトルが示すように「「鬼平」の江戸」という時代の一端を紹介している本という印象です。ドラマの『鬼平犯科帳』のファンには、期待に感じられるのではないか、という気もします。

Posted byブクログ