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少年リンチ殺人 の商品レビュー

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2014/06/01

文章を読み、場面が頭に浮かんで気分が悪くなるーこの本で明らかにされたこの事件の流れの復元は、まさにそうだった。そしてこれは、実際に起きた事件なのだ。 少年法による非行少年の保護と更正にどれほど内実がともなっているのか。 現在(2014)とは状況が違うだろうが、民事法廷での加害少...

文章を読み、場面が頭に浮かんで気分が悪くなるーこの本で明らかにされたこの事件の流れの復元は、まさにそうだった。そしてこれは、実際に起きた事件なのだ。 少年法による非行少年の保護と更正にどれほど内実がともなっているのか。 現在(2014)とは状況が違うだろうが、民事法廷での加害少年の証言を読むとそう考えずにはいられない。 守ることは大切だと思う。しかし、本書にもあるが、自分が犯したことに対しての認識がなければ、更正というものは上っ面だけになってしまうのではないか。

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2013/04/06

今まで想像もできなかった少年法による理不尽な取り扱われかた、司法上も、社会上もそしてそれに加担するメディアの姿勢もが、少年犯罪被害者家族を苦しめている。そして、著者自身もその一人。日垣氏がこの本を書く切っ掛けになった、宮田さん一家の事件後の生活を十分に想像させる内容だった。個人的...

今まで想像もできなかった少年法による理不尽な取り扱われかた、司法上も、社会上もそしてそれに加担するメディアの姿勢もが、少年犯罪被害者家族を苦しめている。そして、著者自身もその一人。日垣氏がこの本を書く切っ掛けになった、宮田さん一家の事件後の生活を十分に想像させる内容だった。個人的にも少年法には問題あると考えていたし、今回のこの本は少年犯罪被害者家族の苦しみを通してそれを伝えてくれていた。ただ、一方で少年犯罪に関わる司法の側、犯罪加害者の側の視点の本も探して読んでみたくなった。

Posted byブクログ

2012/09/06

丹念に取材を重ねたルポ。暴発型の犯罪に巻き込まれた子。被害者には必然性がなく、加害者には必然性がある。遺族の悲しみは深く長く続く中、加害者たちは普通の生活を送っている。犯した罪はまるで忘れたように。

Posted byブクログ

2012/02/17

バカ子ども、バカ親、バカ教師、バカ弁護士。読んでてホントに気分が悪くなります。子どもを殺される事になるカードをそろわないようにするにはどうしたら良いのか。

Posted byブクログ