俺はどしゃぶり の商品レビュー

須藤靖貴(著者)

2023/10/25

書き下ろし作品は吾郎の大学時代のお話だけど
ちょっとアレな描写と
悪しき土壌としてのアメフトの描写があるので
そこのところは注意してね。

これが普通ではないんだろうけど
かの大学がああなったのは何となく
察しがついてしまうのです…

表題作(受賞作)がいいですね。
決して彼らは強いやつらになることは
できなかったけれども
真剣に物事にぶつかっていったのは事実。

でもね、ラストはな
ダメなことしてるよな!!
それはいけないぞー。

2017/08/25

爽やかというか熱血だけど、女にはもてない、という絵にかいたようなスポーツ馬鹿である。もう泣きそうになるほど報われないっぷりで、これがまたぐっとくる。少なくともこんなバリバリ運動部で頑張った経験もなければ、唸るほど飲むこともできないのに、でもどっか惹かれるんだよなぁ。自分にないものへの憧れかもしれんし、もしかしたら優越感なのかもしれん。まぁでもそんなもんはどうでも良くて、ただただ勢いに飲まれてしまうのがよろし。
でもアメフトのことは結局さっぱりだった。やっぱこういうのは漫画の方が分かるな。

2009/12/10

ぶっちゃけていうと、試合描写がなかなか頭に思い描けない。
作者の筆力ではなく、読み手がアメフトのルールを理解しきれてないせいなんですが。
すごく男臭い小説。
吾郎をはじめとしてどいつもこいつも憎めないバカ共に乾杯！

2009/10/04

”押し出せ青春”につづく2冊目。
アメフトをテーマにした青春もの。
暇の気晴らしかつアメフトに興味がある人にはおすすめか。

2007/02