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地域環境水文学 の商品レビュー

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2020/10/18

大学生時代、自然地理学の先生が「「水文学」を「みずぶんがく」と読むと思って、水に関する文学の講義のつもりで選択する人が必ずいるんです。」と言っていたのを思い出した。 いやいや、本書は文学どころか数式のオンパレード。俺ももとよりこの学問のことはこれっぽっちも知らないわけだけど、概...

大学生時代、自然地理学の先生が「「水文学」を「みずぶんがく」と読むと思って、水に関する文学の講義のつもりで選択する人が必ずいるんです。」と言っていたのを思い出した。 いやいや、本書は文学どころか数式のオンパレード。俺ももとよりこの学問のことはこれっぽっちも知らないわけだけど、概要くらいは理解できるかな~と思ったら大間違い。 学問領域的に、定量的な分析が中心だから、表現は言葉より数式。分かる人には明快、数字アレルギーの文系頭にはチンプンカンプン。終章が全体の総括的な内容で、この章は個々の数式から導き出された包括的な内容だから、ここだけは何とか。第1章だったらもうちょっと全体を理解できたのに…と思ったけど、目的が大学生の講義用テキストだから、まず数式で表現することに慣れるのが大事、ってことかな。 意外だったのは、水を過不足ないよう管理したり、(地球全体で)水がどのように循環し利用されるのかを考えるのに、土壌のミニマムな分析が大きな比重を占める、ってことかな。

Posted byブクログ