江戸よ語れ の商品レビュー
江戸の雑学が面白く解説されている。 一つの職業の人の話が3ページくらいであって、その職業についてあるいは、登場人物のエピソードについて史実に基づいた解説が1ページつくという構成。さらっと読めるし、江戸に関わる面白そうな文献を探すこともできる。
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大人たちの考えが、私を後ろめたくさせていたのだろう。 そしていつか、子どもは小さな大人になり、子どもの時の約束を忘れてしまう。 (略) 私はようやく自分がなにを書くべきかを知ったのだ。 私はあなたに付いて書こう。価値のある、有名な人々について私は書こうとしてきた。 しかし私は無名...
大人たちの考えが、私を後ろめたくさせていたのだろう。 そしていつか、子どもは小さな大人になり、子どもの時の約束を忘れてしまう。 (略) 私はようやく自分がなにを書くべきかを知ったのだ。 私はあなたに付いて書こう。価値のある、有名な人々について私は書こうとしてきた。 しかし私は無名に生きたあなたについて書こう。 なぜなら、私しか、あなたについて書けないだろうから。 江戸の史実を元に脚色を加えて短編にしたものをまとめています。 1つ5・6ページが多いですが、色んなものが題材として選ばれているので、 短編をまとめる言葉は「江戸」しかないと思います。 文人画家から名の無い町人まで、スポットを当てられる人間は様々 多分、江戸がちょっと好きぐらいではただの難しい話だと思います。 江戸好きで江戸の文化や法令、絵画もみてる人にはさらに色んなところに視点が向いて さらに江戸を知りたくなるようなつくりにはなってると思います。
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