月の砂漠をさばさばと の商品レビュー
サキと母とのユーモアに満ちた日常を短編集に。 駄洒落やナンセンス爆発の本書。楽しく愉快。 月の砂漠をサバサバと行くのはサバの味噌煮。思わずニッコリ。
Posted by
9歳のさきちゃんとお母さんの、日々の会話のやりとり。あたたかく、ほのぼのとした北村薫さんの文に、おーなり由子さんの絵がマッチしてて、絵本ん読んでる感覚でした。子どもが小さい頃、こんなに真剣に話をきいてあげれてただろうかと、反省させられました。「子供のやることにも、理屈があるのね。...
9歳のさきちゃんとお母さんの、日々の会話のやりとり。あたたかく、ほのぼのとした北村薫さんの文に、おーなり由子さんの絵がマッチしてて、絵本ん読んでる感覚でした。子どもが小さい頃、こんなに真剣に話をきいてあげれてただろうかと、反省させられました。「子供のやることにも、理屈があるのね。あなたのことはとってもかわいい。でも、あなたの理屈が見えないことは、これからだって、きっとある。そちらから、こちらが見えないことも。いい悪いではなくて、そういうものよね。」
Posted by
あの日 こどもだったわたしと いつか おとなになるあなたと ともに暮らす 日々のきらめき 作家のお母さんと、その娘さきちゃんのふんわりした日常を描く12の物語。 この2人のやりとりがやわらかすぎてかわいい。 こんな親子、憧れるなぁ。 心が安らぎました。 おーなり由子の絵もかわい...
あの日 こどもだったわたしと いつか おとなになるあなたと ともに暮らす 日々のきらめき 作家のお母さんと、その娘さきちゃんのふんわりした日常を描く12の物語。 この2人のやりとりがやわらかすぎてかわいい。 こんな親子、憧れるなぁ。 心が安らぎました。 おーなり由子の絵もかわいい。
Posted by
★あいかわらず、のんきなことをいっています。(p.89) ▶さきちゃんとお母さんがたのしい。▶(特に女のひとは)娘が欲しくなることでしょう。▶さきちゃんの聞きまちがいがたのしい。▶おーなり由子さんの絵がたのしい。▶うん、まあ、これは、永久保存版なのでは? ■簡単なメモ 【一行...
★あいかわらず、のんきなことをいっています。(p.89) ▶さきちゃんとお母さんがたのしい。▶(特に女のひとは)娘が欲しくなることでしょう。▶さきちゃんの聞きまちがいがたのしい。▶おーなり由子さんの絵がたのしい。▶うん、まあ、これは、永久保存版なのでは? ■簡単なメモ 【一行目】さきちゃんのお母さんは、お話を作る人です。 【亜理沙】さきちゃんと同じ幼稚園出身で一つ上だった。亜は悪魔の心のないヤツ。弟は「大蛇」? 【お母さん】お話を作る人。人の嫌がることをするのが大好き。寝るとき採れたてのお話をしてくれる。救いようのない音痴だがよくハミングするので迷惑。 【聞きまちがい】《普通では考えられないような世界をちらりとのぞくような、不思議な感じになります。》p.24 【給食】多少台風が来たとて学校はなかなか休みにならない。給食を無駄にしないために。 【さき】主人公。 【さばのみそ煮】月の砂漠をさばさばゆく。 【しのぶ】こわい話、とくに「おまえだシリーズ」が得意。 【手持ち豚さん】手持ち無沙汰なときに出る。 【般若大行進】図書館の新着図書。おもしろそうやけど・・・ 【山の斜面】こわい言葉。 【優子】犬が大好きな子。
Posted by
ぱらぱらとページをめくりながら、この本の中には自分には馴染みのない「親子の愛着」が書かれているんだな、と思った。普段なら、こうしたものは自分には眩しすぎて避けてしまうけれど、今回は私の知らないものを読んで味わってみたいと思った。 最初からずっと知らないものだった。あぁ、母が私に...
ぱらぱらとページをめくりながら、この本の中には自分には馴染みのない「親子の愛着」が書かれているんだな、と思った。普段なら、こうしたものは自分には眩しすぎて避けてしまうけれど、今回は私の知らないものを読んで味わってみたいと思った。 最初からずっと知らないものだった。あぁ、母が私に与えてくれるものの中に、さきちゃんのお母さんみたいなユーモアはなかったな、と思った。母は私の母を一生懸命してくて、ご飯も作ってくれたし、母が働いてくれたおかげで生活を送ることができたし、夜は本をたくさん読み聞かせてもくれたけれど、母の心と深く深く繋がっているような安心感が私にはなかったのだと思った。母は、重度のうつ病で働けない夫の代わりに全てを一人で抱える過程で、心というものを誰にも見えないところに隠していたのだと思う。母は何も打ち明けなかったし、誰も母の心と繋がることができなかった。 こんな体験してみたかったなぁとさきちゃんのことが羨ましくなりながらも、私は私で、こうした愛着を得られなかったことが、自分の進路をつくっていて、今はその体験も自分の大切な一部になっているのだと気づくことができた。友達のように母と繋がれたらどれだけ良かっただろう。母が私に色々なことを打ち明けてくれたら、私は母を少しは癒すことができたのかな。
Posted by
すごく面白いでもすごく感動するでも ないけど読んでてホッとする 優しい気持ちになる親子のほのぼのする話
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
(2017/10/27読了) 北村さんってやっぱり男性なんだよね〜なんだか母子家庭をリアルに書いてあるような気がして。でもリアルにしては、小学三年生にしては聞き分けの良い女の子だし、親子関係理想的すぎるね。こんな風に子育て出来たら良かったなぁ。二箇所だけに登場する父親の存在は、もしかしたら幸せな関係ではないのかもと思うけど。 ほのぼの、温かい気持ちになる。ぽっと出てくるおーなり由子そんのイラストもいい感じ。 タイトルの種明かしは、中盤にある。思わず歌っちゃった。 (内容) あの日子どもだったわたしと、いつかおとなになるあなたと、ともに暮らす日々のきらめき。せつない想い、あたたかいまなざし…9歳のさきちゃんと作家のお母さんの毎日を描く、カラーイラスト40点入りの12の物語。 (目次) くまの名前 聞きまちがい ダオベロマン こわい話 さそりの井戸 ヘビノボラズのおばあさん さばのみそ煮 川の蛇口 ふわふわの綿菓子 連絡帳 猫が飼いたい 善行賞のリボン さきちゃんとお母さんのこと
Posted by
ポエティックなやさしい本でした。物書きのお母さんと さきちゃんとのほのぼのした日常のやりとりが伝わる12篇です。挿し絵もとてもマッチしていてイラストだけ眺めてもほのぼのします。北村薫氏の優しさがよく表れていますね♪
Posted by
女の子と作家のおかあさんとのやりとり。ほんわかするし、小さい子の冒険てきなのとこらもかわいい。 C0093
Posted by
図書館 閉架。9歳の女の子と、作家であるお母さんの生活の様子。優しい空気が流れる。おーなりさんの絵がぴったり合う。娘が9歳になったら、寝る前の読み聞かせで読みたい。2017/7/20 む図開架。特設家族の本コーナー。コインランドリー等の待ち時間手間読み進めた。最初だけ、声に出し...
図書館 閉架。9歳の女の子と、作家であるお母さんの生活の様子。優しい空気が流れる。おーなりさんの絵がぴったり合う。娘が9歳になったら、寝る前の読み聞かせで読みたい。2017/7/20 む図開架。特設家族の本コーナー。コインランドリー等の待ち時間手間読み進めた。最初だけ、声に出して読んだら小1息子が信号機を壊してむらさきにするクダリに食いついた。 私は娘の話を真剣にゆっくり聞いてる?話の腰を折って自分の意見や話をペラペラ喋っていやしないか?と最近の娘との会話を反芻。 7年前レビュー時は読み聞かせに…と思ったのね。娘もうすぐ9歳になるけど読み聞かせにとは思わないかな。今の寝る前朗読本は『シャーロットのおくりもの』。2024/5/8(水)
Posted by