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肥満とダイエットの遺伝学 の商品レビュー

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2010/06/06

[ 内容 ] 個人の遺伝情報が規定しているのは、その人が肥満になるかどうか、というよりは、その人の体重や体脂肪量だ。 実際、太っている人がダイエットをしても思うように体重は減らないし、逆に、痩せている人が太ることもむずかしい。 ヒトの遺伝子は、体重が規定された値になるように、食欲...

[ 内容 ] 個人の遺伝情報が規定しているのは、その人が肥満になるかどうか、というよりは、その人の体重や体脂肪量だ。 実際、太っている人がダイエットをしても思うように体重は減らないし、逆に、痩せている人が太ることもむずかしい。 ヒトの遺伝子は、体重が規定された値になるように、食欲やエネルギー消費量を調節している。 遺伝情報による体重調節のメカニズムが解明されれば、われわれの体重を自由に設定できるようになるかもしれない。 では、どのような遺伝子が、ヒトの体重や食欲をコントロールしているのか。 また、肥満の問題で、環境のおよぼす影響はどのように評価されるのだろうか。 著者は、肥満遺伝子を発見したロックフェラー大学の研究グループに、1996年より加わった。 それ以来、医学の中でもっともホットな分野である肥満研究の最前線に身を置いてきた。 本書では、肥満を対象にした遺伝学の現状と今後の展望を解説する。 [ 目次 ] 第1章 コスラエ島のパラドックス 第2章 肥満者の増加と健康への影響 第3章 遺伝子が体重を一定にたもつ 第4章 肥満遺伝子の発見 第5章 肥満を引き起こす遺伝子と環境 第6章 食べ物の好みと遺伝子の役割 第7章 消費エネルギーと遺伝 第8章 今後の肥満研究は [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted byブクログ