おもいやりの経済 の商品レビュー

ジョン・ケネスガルブレイス(著者),福島範昌(訳者)

2009/10/04

ガルブレイスはやっぱりいいですね。これからの経済学のキーワードは「思いやり」。一見前近代的で定性的で経済学らしからぬキーワードではあるが、そうだと思う。「おもいやりの経済」とは即ち、貧困や教育格差、行政機関の人間の汚職、これらは全部「思いやりの心」で解決でき、そして21世紀の発展は人間が精神的に成長できるかどうかにかかっているということ。うん、もっともだ。1999年初版の本だけど読むべし読むべし。