1,800円以上の注文で送料無料

贋作館事件 の商品レビュー

3

4件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    3

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2011/05/05

いろいろなミステリーのパスティーシュ。 アガサクリスティの「火曜クラブ」、都筑道夫の「退職刑事」を読んでみたくなった。 北森鴻の「幇間二人羽織」は、どこかの本にも入っていた。 その時、久生十蘭の「顎十郎」に興味を持った。 こういう本は、次への楽しみがつながるのが面白い。

Posted byブクログ

2010/07/07

(収録作品)幇間二人羽織(北森鴻)/ミス・マープルとマザーグース事件(村瀬継弥)/贋作「退職刑事」(西澤保彦)/黄昏の怪人たち(芦辺拓)/黒石館の殺人(小森健太朗)/ルパンの慈善(二階堂黎人)/緋色の紛糾(柄刀一)/ありえざる客(斎藤肇)

Posted byブクログ

2010/01/09

本格ミステリ作家たちによるパスティーシュアンソロジー。 パスティーシュとしてちょっと甘いのもあったけど、どれも高水準で面白かった。 「ミス・マープルとマザーグース事件」 原典となった「火曜クラブ」を読んでいないのでなんともいえないけど、ミス・マープルらしさが良かった。謎自体もそつ...

本格ミステリ作家たちによるパスティーシュアンソロジー。 パスティーシュとしてちょっと甘いのもあったけど、どれも高水準で面白かった。 「ミス・マープルとマザーグース事件」 原典となった「火曜クラブ」を読んでいないのでなんともいえないけど、ミス・マープルらしさが良かった。謎自体もそつなく。 「ブラウン神父の日本趣味」 別の短編集で既読だったけど、やはり面白い。逆説というよりは皮肉? 「ありえざる客 贋の黒後家蜘蛛の会」 この人をゲストに!?という、ショートショートならではの切れ味がいい感じ。 「緋色の紛糾」 これも既読。ホームズとワトソンを現代に放り込んだ手腕はすごいw トリックは機械的過ぎてちょっとなぁ。 「ルパンの慈善」 文体の過剰さが鼻につくけど、盛り上がりと盲点を突くトリックはさすが。面白かった。 「黒石館の殺人」 いやいや、これはどうでしょう。小栗虫太郎の文体模写に、なぜ美少女戦隊のパロディを組み込む必要があったのか。 「黄昏の怪人たち」 謎がどうこうは置いといて、二十面相の逮捕と明智小五郎、そしてあの真犯人という、子供の頃からこのシリーズを読んでいた人ならぞくぞくする趣向がてんこ盛り。 「幇間二人羽織」 顎十郎の良さがすごい生かされている。江戸時代という時代設定を生かした真相も良かった。 「贋作『退職刑事』」 原典にありそうな謎と解決までの流れ、そして句読点の打ち方までが忠実なのに驚き。 「贋作家事件」 にやりとさせられるショートショート集w

Posted byブクログ

2009/10/04

豪華執筆陣による「名探偵モノ」の「贋作」集。 パロディであったり、本当に新作のようであったりとそれぞれ趣向を凝らした作り。 「贋作家事件」は「贋作館事件」自体の「贋作」になっており、表紙、奥付に至るまで丸々「贋作」した作り。

Posted byブクログ