古田織部 の商品レビュー
千利休死後に天下一の茶人となった古田織部(重然)は松屋源三郎家に伝わる胡銅の水次を見て「花入に使ったら面白い」と述べた。「水次を見てこれを花入に転用しようという着想は、まさに創作数奇の真骨頂である」(矢部良明『古田織部 桃山文化を演出する』角川書店、1999年、210頁)。花入と...
千利休死後に天下一の茶人となった古田織部(重然)は松屋源三郎家に伝わる胡銅の水次を見て「花入に使ったら面白い」と述べた。「水次を見てこれを花入に転用しようという着想は、まさに創作数奇の真骨頂である」(矢部良明『古田織部 桃山文化を演出する』角川書店、1999年、210頁)。花入と水次は形式的には別ジャンルになるが、茶道具のジャンルは形式的なものである。
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