算数軽視が学力を崩壊させる の商品レビュー
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1999年刊行。「分数ができない大学生」で著名な戸瀬、西村教授と、ゆとり教育批判の急先鋒和田秀樹氏の3名による論考と3者の対談を併せたもの。書かれている内容は他書でも触れられているものであり、本書でまとめて読める点が有益なところか。ただし、戸瀬教授は諸外国の制度と大学改革に関する提言をしており、一々もっともな内容である。少々古いが、大学の入試制度が改善した(文系学部は数学必須、理系学部は国語必須とする)とは寡聞にして聞かないので、現在も有益な書籍である。 なお、旧文部省教科過程審議会委員の某作家が夫人の話を引き合いに出し、「中学校で二次方程式を教えなくてよい」という趣旨の話しをしたいうことはつとに知られており、本書でも戸瀬・西村両教授ともこの話を批判的にとりあげる(本書では、教育系の雑誌に書いたとする。)。仮に誤解があるのだとしても、そのような誤解を招く人物(あるいはその夫人も)を役所の審議会委員に採用するというようなことは本当にやめてもらいたい。視野が狭いと推測される人物を採用することは百害あって一利なしなのだ。
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私は算数大好き人間なので、どうしてこの人達が算数を大切に考えているのか、とても興味があったので、この本を買ってみたわけですが…しばらく読まずに放置されていました。 読み終わってみると、なるほど算数を学ぶことにとても価値があるということは分かったのですが、そういう自分も、大学...
私は算数大好き人間なので、どうしてこの人達が算数を大切に考えているのか、とても興味があったので、この本を買ってみたわけですが…しばらく読まずに放置されていました。 読み終わってみると、なるほど算数を学ぶことにとても価値があるということは分かったのですが、そういう自分も、大学の数学はちんぷんかんぷんだったなあと懐かしく思い出されます。 もし叶うならば、高校の数学くらいから、もう一度挑戦してみたいと思う今日この頃です。
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