トランスパーソナル心理学入門 の商品レビュー
コーチング中級者におすすめしたい本です。 新書サイズの230ページ程の本でありながら、カウンセリング、セラピー、U理論、フォーカシング、禅、心理学、インテグラル理論など、あらゆる理論が統合されています。 第4の心理学として軸になる考え方は「自己のとらわれ」を越え、「自分」や「...
コーチング中級者におすすめしたい本です。 新書サイズの230ページ程の本でありながら、カウンセリング、セラピー、U理論、フォーカシング、禅、心理学、インテグラル理論など、あらゆる理論が統合されています。 第4の心理学として軸になる考え方は「自己のとらわれ」を越え、「自分」や「自分の幸せ」への執着を捨てて、自分を越えた世界から発せられる「呼びかけの声」に従って生きよ、というもの。 「ほんとうの生き方、ほんとうの自分」という正解のない永遠の問いに対し、「自分の人生に与えられた意味と使命」とを中心に実現していく生き方へ転換をはかること。それがトランスパーソナル(個を越える)心理学です。 自己の段階に応じた10の実践的なエクササイズがあり、コーチのスキルアップや内省力を高めるのにも役立つため、本棚に忍ばせておきたい1冊です。
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従来の心理学が個人の心を対象としていたのに対して、個を超えたつながりを重視する立場を打ち出したトランスパーソナル心理学の基本的な考えかたを、親しみやすい語り口で説明している本です。 本書は大きく理論編と実践編に分けられていますが、じっさいに悩みをかかえている読者を対象にしている...
従来の心理学が個人の心を対象としていたのに対して、個を超えたつながりを重視する立場を打ち出したトランスパーソナル心理学の基本的な考えかたを、親しみやすい語り口で説明している本です。 本書は大きく理論編と実践編に分けられていますが、じっさいに悩みをかかえている読者を対象にしているためか、あるいはトランスパーソナル心理学自体が臨床志向の強い立場であるためか、わかりやすい事例を紹介して、それらの事例についてトランスパーソナル心理学の立場ではどのように考えるのかということの説明に重点が置かれているように感じました。ただ、それらの事例とそれに対する回答が、やや安直に感じられるところもあって、ある種の自己啓発本に近い印象を受けました。
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良き一冊。 自己実現にとどまらず、それを超えたもの。 自分との丁寧な対話を基本としたいものだなぁと。 自己とは、境界との確定、というのがすごくピンときました。 スピリチュアル方面の話は、よく分からない部分もありました。 この本は、付箋つけたまま手元に置いておこう。
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昔、この先どうしようか悩んでにっちもさっちも行かなかった時に読んだ本。 目からウロコでだいぶ楽になって、それ以来なんども読み返しています。
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借りたもの。 『〈むなしさ〉の心理学』を読んでいる途中、不明な点が多かったので、先に読了。 自己実現のその先にあるもの――「パーソナル」から「トランスパーソナル」世界との繋がりを促す、推奨する心理学。 最近の自己啓発本にある思考の現実化、100%自分原因説に通じるもののようだと思...
借りたもの。 『〈むなしさ〉の心理学』を読んでいる途中、不明な点が多かったので、先に読了。 自己実現のその先にあるもの――「パーソナル」から「トランスパーソナル」世界との繋がりを促す、推奨する心理学。 最近の自己啓発本にある思考の現実化、100%自分原因説に通じるもののようだと思う。 服部みれいの「自由な自分になる」とはこういう事なのだろう。 スピリチュアルなもの心理学で既に研究している分野があったことに驚き。 ヨーガや瞑想がもたらすものを心理学の見地から解釈するものと解釈。 紹介されているエクササイズに自己啓発本にあるようなセルフセラピーのルーツを見る。 インナーチャイルドとの会話のような…… 紹介されているものと模範解答?に、私はまだストレートに飲み込めない部分もあるのだが…… 輪廻転生を思想や哲学とは違う視点(自己成長/上昇の道と下降の道)から解釈する視点は理解しやすかった。 世界、人間、私が存在することは意味がある―― 世界との繋がりを意識し、自分が自分であることを説いたのはブッダやイエスも然りだと思う。 トラウマでなど克服するきっかけを掴み、癒される至高体験を経て、その繋がりを内に秘めたまま降下し、日常生活を生きる。 依存ではないスピリチュアルやセラピー、カウンセリングとの正しい付き合い方がここにある。
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トランスパーソナル心理学について、わかりやすく紹介されている一冊。 自我と理性、というキーワードを用いて、 未分化の状態を「プレパーソナル」、 自我と理性が確立した状態を「パーソナル」、 確立しつつとらわれない状態を「トランスパーソナル」と説明されています。 理論とワークが紹...
トランスパーソナル心理学について、わかりやすく紹介されている一冊。 自我と理性、というキーワードを用いて、 未分化の状態を「プレパーソナル」、 自我と理性が確立した状態を「パーソナル」、 確立しつつとらわれない状態を「トランスパーソナル」と説明されています。 理論とワークが紹介されているので、イメージがつかみやすいように思いました。
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文章が若々しい。自分の経験に入り込み過ぎて、科学的な客観性に欠けているかもしれませんが、心理学なんてまあそんなもんと言えばそんなもんです。トランスパーソナル心理学入門とありますが、ある意味諸富心理学入門な感じでありました。トランスパーソナルからパーソナルへの下降の道をしっかり書い...
文章が若々しい。自分の経験に入り込み過ぎて、科学的な客観性に欠けているかもしれませんが、心理学なんてまあそんなもんと言えばそんなもんです。トランスパーソナル心理学入門とありますが、ある意味諸富心理学入門な感じでありました。トランスパーソナルからパーソナルへの下降の道をしっかり書いているのが特徴的でした。 レベル:402 思ったより高い点数でした。多分、私がこの手の本における感情移入に対して高い評価を与えないところからギャップが生まれているのだと思います。 どうも私は文章で熱い思いを伝えるのが苦手です。そもそも熱い思いが沸いている訳ではないので当たり前ですが。。。
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諸富さんの本ばっかり読んでいるため、それほど目新しさはなく・・・。でも、諸富さんが若くて、留学から帰ってきたばかりの頃に書いた本だからか、文章が熱いです! トランスパーソナル心理学、プロセス指向心理学をもっともっと深めてみたい。。。人生の中で出会う暗さ、救いのなさ、トラブルや病な...
諸富さんの本ばっかり読んでいるため、それほど目新しさはなく・・・。でも、諸富さんが若くて、留学から帰ってきたばかりの頃に書いた本だからか、文章が熱いです! トランスパーソナル心理学、プロセス指向心理学をもっともっと深めてみたい。。。人生の中で出会う暗さ、救いのなさ、トラブルや病などから意味を受け取り、さらに自分を磨く糧にしていく・・・というところが、そして、エゴの実現じゃなく、自分を超えた何かに自分を開き、受け渡していく・・・というところが、仏教に通じていて惹かれます。 しっくりくるのは、私がもともと宗教的だからか、そうではなく、普遍的に人に訴えるものがあるのか。。。どちらなのかな。
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モザイクな感じがしてトランスパーソナル心理学とはなんぞやというのが全然わからなかった。新書だとぎゅっとエッセンスが詰まっているのが多いのだが、ちょっと期待はずれ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
生きる意味がわからない、自分が本当にしたいことはなんなのか。 それを突き詰めていくと、どうなるか?どのような状態で生きられれば理想なのか?その問いに答えようとしている本。 ・自分の人生の”主人公”となる段階 ・自分を超えた”いのちの働き”に目覚める段階 ・自分を超えた向こうからの”呼び声”を聴く段階 これらの段階を考えることで、とらわれを捨てて生きることができる。 概念的には理解できるけど、なかなか難しい。 トランスパーソナル心理学がうさんくさくないということはわかった。 ある程度健康な人を対象にした心理学なんだろうな。成長のために用いるのはとても意味があると思う。
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